稲垣吾郎、カジヒデキ&野宮真貴と“渋谷系”を語り合う 音楽、ジャケット……今も残り続ける魅力とは?

 常に、時代を切り開く存在として、挑戦を続けてきたのがSMAPの歩みだった。オンエア中「Bunkamura好きだし、いるし、近所だし」「戸栗美術館、毎日通ってます」「鍋島公園で朝、黒づくめの男がベンチにいたら僕なので話しかけないで」……と、惜しげもなく渋谷区在住感を出していく稲垣。そんな親近感も彼らが見せた新しいアイドル像でもある。

 そして、番組終盤「今度また番組で一緒に歌いましょうよ」と野宮を誘った稲垣。草なぎ剛、香取慎吾と共に、毎月7.2時間の生放送『7.2 新しい別の窓』(ABEMA)に取り組んでいるのも、彼らが挑み続けている証拠だ。

 渋谷系音楽が様々なアレンジを経て、「やっぱりオシャレでカッコいい」とうっとりするように、稲垣の魅力もまたあらゆるエッセンスを吸収しながら、進化し続けていくことだろう。“力み”はなく、それでいてもっとできることはないかとこだわってエンターテインメントを創り上げる。そのあくなき挑戦を続ける彼らに、きっとまた年月が経ったとき改めて惚れ惚れとしてしまうに違いない。

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