NiziU AYAKA×MAYUKA、控えめだからこそもっと知りたくなる魅力 個性的なエピソード満載の二人

 考えてみれば、『Nizi Project』の時もそうだった。彼女たちはNiziUの中でも苦戦を強いられたメンバーだったように感じる。他のメンバーが地域予選の時点でJ.Y. Parkからダンスや歌の才能を褒められていたのに対し、彼女たちは技術や表現力は未熟だが、“ナチュラルさ”を買われて審査を進んだ。しかし、東京合宿・韓国合宿と進むに連れ、目に見えて確実に成長し、その度に視聴者を虜にしたのも彼女たちだ。視聴者が応援したくなったのは積極的に前に出るタイプではなくとも、満ち溢れる情熱とパワーがあったからだろう。それは共にトレーナーからの評価(主に練習態度や人柄)が高かったという事実にも表れている。ダンストレーナーのCHO SEROM(チョ・セロム)が自身のYouTubeにアップした韓国合宿・個人レベルテストのレビューでは、二人のトレーナーがAYAKAを「毎回のレッスンで上手くなっていた」と褒め、MAYUKAについては「誠実なところが長所」と語った。

 しっかりと自分だけの世界を持ち、一朝一夕では身につかない技術やスキルを磨き続ける熱意や情熱を持ったAYAKAとMAYUKA。様々な顔を見せてくれる二人の魅力はこれからも磨かれ、多くのファンを作っていくだろう。

■苫とり子
フリーライター/1995年、岡山県出身。中学・高校と芸能事務所で演劇・歌のレッスンを受けていた。現在はエンタメ全般のコラムやイベントのレポートやインタビュー記事を執筆している。Twitter:@bonoborico

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる