OWV、YouTube動画から感じるバラエティスキルの高さ 3つのポイントから考察

 そして3つ目は、チームワーク。OWVのトークを見ていると、掛け合いが多いことに気が付く。誰かが発言すると他の3人が一斉に乗っかったり、ツッコんだりしている。だが、雑多に発言が被ることがないのもすごい。最新の「『OWV×The Neworder Table 渋谷』コラボカフェでコラボメニュー試食会!」でもそうだ。どこを切り取ってもわかるのだが、例えばメンバーそれぞれが考案したメニューの試食のシーン。佐野がピザを頬張っただけで「うまそうに食べんな」、「どうですか」と、間を埋めるように周りが話したり、中川がカツサンドを試食しようとしていると、浦野がひと足早くポテトをつまみ食いするボケをかぶせ、佐野が解説するという盛り上がりどころを作ったり。視聴者を退屈させない工夫と、彼らの息の合った流暢なトーク力が味わえる。このチームワークがあるからこそパフォーマンス力も高く、パフォーマンス力が高いからこそ息の合ったトークを発揮しているのだろう。

『OWV×The Neworder Table 渋谷』コラボカフェでコラボメニュー試食会!

 3月4日には本田が『千鳥のクセがスゴいネタGP』、3月20日には本田と浦野が『限界調査!秘境メシ #超超ベスト7』(いずれもフジテレビ系)に出演し、3月29日には佐野が『超速しっぽとりゲーム!モノノケハント』(フジテレビ系)に出演予定だ。徐々に地上波テレビ番組への出演が増えてきた今、早くOWVのバラエティ力が世間に知れ渡ってほしい気持ちが否めない。その日が来るまで、まずはYouTube動画で楽しむこととしよう。

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