IZ*ONE、活動終了正式発表 各メンバーの“第2章”を予想

 音楽以外でも輝きそうなのが、キム・ミンジュ(Urban Works)とカン・ヘウォン(8D Creative)だ。キム・ミンジュはスクリーン映えするルックスを持ち、演技の面でも関係者に評価されており、ドラマや映画への出演が期待される。カン・ヘウォンは不思議なキャラクターで知られているが、そのノリが芸能人に向いているとの声も多い。今後もユニークな言動で人気を集めそうだ。

 日本のファンにとっては、AKB48グループ出身の3人の行方が気になるところである。先日、某メディアが「宮脇咲良はBTSの所属事務所であるBig Hitエンターテインメントと専属契約を締結して、新しいガールズグループの一員になる」と報道したが、同事務所はこれを否定。とはいえ、『PRODUCE 48』に参加した竹内美宥と高橋朱里が番組終了後にAKB48を卒業して渡韓し、現地で再デビューを果たしたことを考えると、「もしかすると……」と思うのがファンの心情である。矢吹奈子と本田仁美もそうなる可能性は大いにある。

 3月13日・14日に行われたオンラインコンサート『ONE, THE STORY』でも、相変わらずのハイレベルな歌とダンスで世界中の視聴者を楽しまれてくれたIZ*ONE。2日間に及ぶ公演で各メンバーの“その後”は発表されなかったが、よく考えればグループの活動期間はまだあるのだ。残り時間がわずかでも思いきり楽しむのがファンの務めである。これまでにたくさんの幸せを届けてくれた12人を、最後の日が来るまで一生懸命応援したいと思う。

■まつもとたくお
音楽ライター。ニックネームはK-POP番長。2000年に執筆活動を開始。『ミュージック・マガジン』など専門誌を中心に寄稿。『ジャズ批評』『韓流ぴあ』で連載中。ムック『GIRLS K-POP』(シンコー・ミュージック)を監修。K-POP関連の著書・共著も多数あり。

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