豆原一成、大平祥生……JO1、話題作にも大抜擢 演技で表現力磨きさらなる飛躍へ

 大平祥生が『映画 えんとつ町のプペル』で声優に初挑戦したことも記憶に新しい。前回のコラム(JO1、歌唱力の高さは“ボーカル組”だけじゃない メンバーの個性豊かな歌唱特徴を解説)でも記述したが、大平は低音ボイスなのに不思議と軽やかに感じる爽やかな声が強みだ。どの曲でも大平のパートはすぐにわかる。声が特徴的だというのは、11人という大所帯のグループで印象に残るためには大きな武器となるだろうし、だからこそ声優にも抜擢されたのではないだろうかと思う。「今後は視野を広げて俳優業もやってみたい」と本人も語っていたが、“JO1のビューティ担当”として、日に日にビジュアルも美しく進化し続けている大平ならば、今後、声優だけでなく俳優としての活躍も期待できる。

 また、かねてより他のメンバーも演技の仕事に対して積極的な姿勢を見せている。例えば以前、筆者が担当した雑誌のインタビューで「10年後の目標は?」と質問したところ、鶴房汐恩は「ドラマに出たい!」と答え、金城碧海は「JO1全員が主人公の映画を作りたい」と話していた。今のJO1の勢いなら、10年後どころかすぐにでも実現しそうだ。歌やダンス、メイク、そして演技。さまざまなジャンルで表現の幅を広げ、これからも世界を目指すトップアーティストとして歩んでいくであろう11人に期待している。

■紺野真利子
エンタメ系ライター。JO1やジャニーズグループのインタビュー記事を中心に、雑誌『CHEER』『週刊TVガイド』などで執筆。
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