SixTONES & Snow Man、鮮烈なデビューから一年 大きな成長遂げた2グループに寄せる期待

Snow Man

 SixTONESと同じく1月22日のデビューから怒涛の快進撃を続けてきたSnow Man。 10月7日にはチェアダンスとセクシーな振付が話題を呼んだ2ndシングル『KISSIN' MY LIPS / Stories』をリリース。デビュー曲「D.D.」のエモーショナルな雰囲気とはまた違った大人っぽい世界観で、パフォーマンスの際には毎回異なったカメラアピールをすることでもファンを喜ばせた。

 華麗なパフォーマンスとのギャップに注目が集まったのは数多くのバラエティ番組での活躍だ。ジャニーズきっての秀才と呼び声の高い阿部亮平は『クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?』(日本テレビ系)で全問正解し賞金300万円を獲得、その後も高学歴のジャニーズJr.を率いて数々のクイズ番組に出演し、グループの知名度アップに大きく貢献した。向井康二は『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ系)をはじめ目黒蓮と共に『アイ・アム・冒険少年』(TBS系)にレギュラー出演し笑いを届けている。リーダーの岩本照はフィットネス雑誌『Tarzan』の表紙や年末の『SASUKE』(TBS系)でファーストステージを見事クリアするなど鍛え上げられた肉体を武器にした活躍が目立った。また、グループの冠番組『それSnow Manにやらせてください』(Paravi)ではメンバー全員が全力でどんな企画にも挑む姿が人気だ。番組内では胸キュンボイスやファッションコーディネート披露など意外なメンバーの姿が披露され、番組名の「それスノ」がトレンド入りするなど有料配信コンテンツでありながら大躍進を遂げている。

 また12月4日に全国公開された『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』ではメンバー全員による殺陣「九剣士」、全力ダンスの「組曲」、限界に挑戦した「腹筋太鼓」などこれでもかと詰め込まれた豪華な演目で高評価を得ている。

2021年、SixTONESとSnow Manのスピードはさらに加速

 まずSixTONESは1月6日に1stアルバム『1ST』のリリースを控えており、2月17日には松村の主演映画『ライアー×ライアー』の主題歌となる4thシングル『僕僕じゃないみたいだ』もリリースされる。松村は1月23日から放送の亀梨和也主演のドラマ『レッドアイズ監視捜査官』(日本テレビ系)にも出演する。残念ながら新型コロナの影響で中止となったCDデビュー後初のライブ『on eST』の配信も1月5から7日に控えており、ファンは年明けから嬉しい忙しい日々となりそうだ。

 一方Snow Manは1月20日に疾走感溢れる3rdシングル『Grandeur』のリリースを控えている。残念ながら『紅白』初出場は叶わなかったものの、9人揃って活動再開を心待ちにしたい。これまでもさまざまな困難を乗り越えてきたメンバーだけにきっと一回り大きくなってファンの前に登場してくれるはずだ。

 SixTONESとSnow Manは何かと比較されることも多いが、お互いこれ以上はない好敵手という存在で切磋琢磨する中で成長を遂げているのだろう。2021年も2組の飛躍を楽しみに見守っていきたい。

■北村由起
ライター・エディター。出版社勤務、情報誌編集長を経てフリーに。情報誌、webマガジン、ムック等を中心に執筆。ジャニーズウオッチャー。

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