乃木坂46 早川聖来、新4期生曲「Out of the blue」センター抜擢の理由 舞台やコント番組でも活躍見せる“努力”の人

「今の目標は『誰よりも楽しく活動する』ことです」「昨年の自分が今の自分を想像できなかったように、これからも想像できないけど、メンバーからもファンのみなさんからも『いつも楽しそうだね』って言われるようになりたいですね」(『日経エンタテインメント! 乃木坂46 Special 2020』より)

 早川はインタビューの中でそう答えているが、彼女の「誰よりも楽しく活動する」というポリシーが全面に溢れていたのが、4期生が出演するコント番組『ノギザカスキッツ』(日本テレビ系)だった。早川は計12のキャラで様々なコントを盛り上げた名バイプレイヤーとして「さらば賞」を獲得。一旦の最終回を迎える『ノギザカスキッツ』に、新4期生も含めた16人で力を合わせて作り上げた初めての番組だったとコメントしていた。

 そして迎えた16人として初めての4期生ライブ。公演の裏では人一倍明るい清宮と今回センターを務める早川が支柱にいたという。ある種の座長の役割をも担う早川は、入った時期もバラバラの16人をまとめるという大役とセンターの不安を吐露しながらも、いつも同期の存在が心の支えになっていたと話した。さらに、早川はライブ後のブログで「Out of the blue」の2サビの歌詞に自分自身を投影し、何度も助けられたことを綴っている。

〈Out of the blue カゴを開けること 飛べよ 飛べよと叫んでいた/翼を広げたBird 恐る恐る 羽ばたいてみようよ/勇気を出すんだ(今すぐ)/可愛くなれる(自分)/それにやっと気づいたこのタイミングで/ありがとうって言いたい〉

 笑顔で歌い踊る早川から“今まで見たことない私”を重ね、センターに選ばれたことの必然性を感じさせる。掛橋が早川のセンターに「努力は報われますね」とブログに記しているように、早川が未来を信じ目指した先に広がっていたのが“大空”という名のセンターだった。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

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