日向坂46×オードリー春日による完璧なエンターテインメント 渡邉美穂、佐々木久美らと生み出すユーモア溢れる掛け合い

 春日はこれまで一般的にドケチキャラとして知られてきたが、日向坂46メンバーに対しては太っ腹な印象がある。売れっ子になってからも独身の頃は格安のアパートで生活し、2リットルのペットボトルに水道水を入れて、そこにテレビ局の楽屋にある飴を10個投入して節約ジュースを作ったりなど、数々の驚きのエピソードがあるが、『ひなあい』では100万円超えの自腹となったバーベキュー企画をはじめ、先日の「所沢フレンドリーパーク」企画など、要所要所で身銭を切っている。春日の絶対的推しメンの丹生明里をはじめ、春日派の齊藤京子や高瀬愛奈など、番組で共演する日向坂メンバーには男気を見せたいという現れなのか、その姿はどこか新鮮だ。

 夫婦揃ってライブ観戦するなど、すっかり“おひさま(日向坂46ファンの呼称)化”した春日。収録現場ではひたすらニヤニヤしたり、ゲラゲラと笑ったり、人一倍大きなリアクションをとっている印象がある。そんな何でも受け止めてくれる春日がいるからこそ、日向坂46メンバーも思い切って収録に臨むことができているのだろう。この先、オードリーと日向坂46で、どんなお笑い名シーンを生み出してくれるのか。引き続き、注目したい。

■中山洋平
1983年生まれ。フリーランスの編集・ライター。ボウリング、洋服、ギター、サウナ好き。Twitter

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