Snow Man、2位以下を大きく突き放して首位に “KISS”のモチーフ&バラエティ豊かな楽曲で示す、国内外での存在感

 一方で、通常盤のカップリング曲「君の彼氏になりたい。」は情熱的な1曲。秒針の音が効果的に使用されるダンスナンバーで〈むりむりむり、やっぱむり〉〈8時9時10時11時〉といった風変わりな歌詞が面白い。作詞はWHITE JAMのSHIROSE。途中で登場する〈チューして?〉に表題曲との関連性が感じられる。

 同じく通常盤のカップリング曲「ファンターナモーレ」は、小気味良いカッティングギターとブラスアレンジに心が躍る王道ポップス。懐かしいテイストを漂わせるジャニーズらしい1曲だ。タイトルもどこか「チャンカパーナ」や「抱いてセニョリータ」といったジャニーズの名曲を彷彿とさせる。キスの音で終えるラストも、このシングルを締めるに相応しいアイデアだ。

 シングルと言えど収録された4曲はどれも違ったカラー。とにかく幅を広げて様々なテイストの曲に挑戦している。そんな中でも“KISS”のモチーフで統一した情熱的なシングルと言えるだろう。

■荻原梓
J-POPメインの音楽系フリーライター。クイックジャパン・リアルサウンド・ライブドアニュース・オトトイ・ケティックなどで記事を執筆。
Twitter(@az_ogi)

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