乃木坂46 齋藤飛鳥&梅澤美波&山下美月「ファンタスティック3色パン」初披露への期待 『映像研』と3人の関係性から考察

 今回『CDTVライブ!ライブ!』にて披露される「ファンタスティック3色パン」は、今年3月にリリースされた乃木坂46の最新シングル『しあわせの保護色』通常盤に収録。卒業する白石麻衣が最後にセンターを務めた表題曲のほか、90年代のバブリーな雰囲気でネットを中心に話題となった4期生曲「I see...」も収められたシングルにて、「ファンタスティック3色パン」は『映像研』というトピックがあるにしても、他のカップリングと比べて少しばかり浮いたような印象もあった。

乃木坂46「ファンタスティック3色パン」

 ただ、リリース直後は『映像研』とセットで聴かれていたであろう楽曲は、新型コロナウイルスの影響で映画が公開延期(当初は5月15日公開)となったことで、本筋とは違う印象を纏ったように感じる。「ファンタスティック3色パン」とタイトルからして『映像研』を想起させるが、この延期された4カ月間で“乃木坂46としての楽曲”の色が濃くなり、齋藤・梅澤・山下、3人が歌う地に足ついたユニット曲として、しっかり成立している。だからこそ、いま一度浅草・金森・水崎を意識して見る「ファンタスティック3色パン」が画面を通してどんな風に響くのか、今から楽しみで仕方がない。

 先日、LINE LIVEにて配信された『乃木坂46・久保史緒里の乃木坂上り坂』にゲスト出演した梅澤は、「ファンタスティック3色パン」にて「山下(の声)がちょっとツバメちゃんっぽいの!」と語っていた。楽曲をレコーディングしたのが映画を撮影した直後だったそうで、「ちょっと(ツバメが)乗り移っちゃっている」と、新たな聴きどころも明かしてくれた。そんな裏事情も頭に入れた上で楽曲を楽しむのも面白い。

 乃木坂46の歴史においても、いわゆるユニット曲が地上波の生放送で披露されるのは、とても貴重なこと。齋藤飛鳥/浅草みどり、梅澤美波/金森さやか、山下美月/水崎ツバメの3人が一体どんな形で作品から飛び出して「ファンタスティック3色パン」を披露するのか、要チェックだ。

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