乃木坂46 白石麻衣、YouTubeチャンネルは“みんな”と繋がる場所に 高山一実や松村沙友理ら登場した初回配信を振り返る

 「だからこそ、よりこのYouTubeチャンネルが嬉しいかも。チャンネルがあったら会いに来れるでしょ」と言葉をかける高山が涙を堪えきれなくなり、白石、松村にその涙が伝わっていく場面は一つのハイライトだったように思う。「いろんなことを動画で上げていけたらいいと思うし、時間があればメンバーの子と一緒に何かやるのもいいし」と基本自由なチャンネルにしていく方針を明かした白石。2、3カ月前に「やってみない?」と提案されたことがきっかけとなったチャンネル開設は、今後のファンとの交流の場になることを見越してのものでもある。

 松村から挙がった企画は、白石のことが知りたいという思いからバッグの中身やメイクグッズが見たいというメイク動画。さらに高山は、『乃木坂工事中』(テレビ東京系)で“爆弾娘”の異名がついたほどの白石の『ボンバーマン』のテクニックから、ゲーム実況が最初に浮かんだという。前日に「狩野英孝【公式チャンネル】EIKO!GO!!」のホラーゲーム実況を観ていた白石は、プライベートで『コール オブ デューティ』のようなFPSもプレイしている。ほかにも、NINTENDO64から『マリオパーティー』、『ボンバーマン』でのバナナマン・日村勇紀との再戦など、アイデアは尽きない。

 すでに動画は2、3本分撮り終わっており、内容のヒントは「汗かいたかも」。編集に関しては、自分も関わりつつ、これまで一緒に仕事をともにしてきたスタッフと進めていくようだ。印象的だったのは、歌唱力抜群で作詞も出来る白石に松村がYouTubeのオープニング曲の作成を勧めたこと、さらに白石がユニット・WHITE HIGHの2曲目の制作を高山に提案していたことだ。白石と高山によるWHITE HIGHは、持ち曲が「渋谷ブルース」のみで以前から新曲が待ち望まれていた。「みんなとここで繋がっていけたらいい」と話す白石の“みんな”にはファンはもちろんだが、乃木坂46のメンバーもきっと含まれている。

 卒業ライブまでの2カ月、そして一人の白石麻衣として歩みを進めていく先にも、YouTubeチャンネルがみんなと再会できる場としてあり続けることを提示した生配信だった。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

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