日向坂46 上村ひなのは、急成長を遂げてオールラウンドプレイヤーに? 「アザトカワイイ」で獲得した新たな立ち位置

 過去シングル曲のフォーメーションでは、3列目中央が定位置だった上村。ブログでは「日向坂46の団結力のようなものを、3列目の中央の位置だったからこそ、強く感じることが出来ました」と綴っていた。上村にとって“3列目中央”という立ち位置は、グループ全体を見渡し、先輩たちの動きを学んだりと経験値を積める場所だったようだ。そして「アザトカワイイ」で初めて2列目に昇格。2列目の上手から3番目となる。ダンスが得意な東村芽依と面倒見の良い渡邉に挟まれ、正面には小坂がいる。成長するにはこれ以上ないポジションだ。日向坂46の絶対的センターだった小坂の背中を見せて経験値を積ませようとする運営側の意向も感じられる。また、小坂は女優業やモデル業で欠席することも考えると、今度は上村が小坂をフォローする立場になることもあるかもしれない。さらに、上村の後ろは新三期生の森本茉莉だ。今まで先輩の背中を見て“日向坂46の良さ”を感じていた上村が、今度は背中で伝える側に。そうした点においても今回の立ち位置がいかに重要かが伺える。

 『blt graph.vol.51』で上村は、“元々物静かだけど日向坂46にいる時だけは自然と明るく素直になれる”とし、2020年の抱負として「新しい自分に出会わせてくれた人たちに、2020年は少しでも恩返しをしていきたい」と語っていた。今後は、空いたポジションのフォローだけでなく、一・二期生を支えたり、新三期生を引っ張っていく役割も担うことになるだろう。今は、こうしたオールラウンドプレイヤーに急成長することが恩返しとなるかもしれない。

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