乃木坂46×小室哲哉による「Route 246」レビュー:“TKサウンド”を深く知る人から若いリスナーまでを繋ぐ楽曲に

 7月22日深夜放送の『乃木坂46のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)の中で、乃木坂46が7月24日に配信リリースする「Route 246」が初オンエア。“TKサウンド”が2020年に帰ってきた。

乃木坂46『しあわせの保護色』(通常盤)

 「Route 246」は作詞を秋元康、作曲・編曲を小室哲哉が手掛けた楽曲。2018年1月19日を以って音楽業界から引退することを発表した小室にとって、およそ2年3カ月ぶりとなる楽曲提供となった(ラストアイドルの2ndシングル収録曲「風よ吹け!」(2018年4月発売)以来)。秋元と小室が共作した作品は、2010年11月に発売された、やしきたかじん「その時の空」以来およそ10年ぶりとなる。

 小室と古くから友人だという秋元は、引退後も“音楽に携わる機会を持って欲しい”と願っていたとのことで、「『曲を書いてよ』そんな話を何度かするうちに、彼がようやく重い腰を上げました」と今回のコラボに至った経緯を説明。一方の小室は「多いなる友情と才能を持った秋元康さん、同じく近しい知人に一年間背中を押され、今回悩みに悩んで作曲・編曲を手掛けさせていただきました。ここ数年ゼロからアートを学び、改めて概念、すなわちコンセプトを持った創造物の貴重さを感じています。今回のコンセプトは友情でした。友人の期待に応えたい一心で今作を作りました。一貫した、らしさは表現されているのでは?と感じています」と述べている。

 同曲のセンターを務める齋藤飛鳥は以前放送された『乃木坂工事中』(テレビ東京系)の中でも小室が作詞・作曲を手掛けた観月ありさの「Happy wake up!」を“好きな曲”と挙げていた。同曲がリリースされたのは1994年で、齋藤が生まれるおよそ4年前だ。バナナマンの設楽統も意外な選曲に驚いていたが、齋藤は「小室さんの曲が好きなんです」と明かしていた。今回、乃木坂46として“小室サウンド”を表現できるのは齋藤にとってもうれしいサプライズだったことだろう。

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