Snow Man 宮舘涼太×渡辺翔太、歴史が続くほどに深み増す“ゆり組” 幼馴染ならではの関係性みえた『素のまんま』を聞いて

 一方、そんな渡辺だからこそ、宮舘のある面を引き出すことができるという部分もある。それは、ちょっぴりSっ気のある“舘様”の顔だ。彼女の留守番電話に残すという設定で、20秒のメッセージを語りかけるという「素の留守電」コーナーになると、宮舘こと舘様は「結構20秒はあっという間に過ぎ去っていくと気づかされますよ。もっと伝えたいもっと伝えたいっていう欲が出てきてしまう20秒間。欲との勝負だよ」と盛大なフラグを立てる。きっと舘様の中では、渡辺のメッセージが20秒で収まるはずがないと読んだのだろう。

 “同級生の彼女と地元デートの前日「おやすみ」の留守電を入れる”というシチュエーションを決めた2人。さっそく、渡辺がトライすると「もしもーし。なんで電話出ないの? ちょっと寝る前に声聞きたかったんだけど。なんか最近、俺まったく昼夜逆転しちゃって。あんま寝れなくて。だから、ちょっと電話しようかなって思ったんだけど……ピーー(※留守番電話の音)」と、舘様の読み通りにタイムアップ。「あれ?」とドギマギする渡辺に、「いろいろね、言いましたよね。最初に。欲が出てきてしまうよと」と、愉す舘様の声に微笑みを感じる。

 ちなみに舘様はというと、「もしもし? 俺だけど。明日デートじゃん? いろんなプランを考えているから、とりあえず俺についてきてほしい。まずは、葛西臨海公園に行こう。そのあとは、お前んちに行ってピーー」と、ピー音を活かして続きを彼女に想像させるという高等テクニックを披露。だが、渡辺は自分と同じように時間切れになってしまったと思い、「ダメじゃん(笑)」と大喜び。舘様に説明されて、やっと理解できたらしく「なるほどね。エチエチパターンだ!」と初々しいリアクションを見せて、リスナーの笑いを誘った。

 さらに、エンディングになると「メールアドレスを……えー、宮舘さん、お願いします」という渡辺に「なんで台本通り読まないんですか? 期待してたんですけどね。台本には“宮舘ちゃん”って書いてありました」と好きな子に意地悪するように詰め寄る宮舘。そして「ウーフッフッ」と照れまくる渡辺が実に微笑ましかった。

 無意識に引き寄せられてしまうから、あえて意識的に距離を取ってしまう。そんなリスナーから寄せられた幼なじみ事情を聞きながら「これはね、運命だよ」という2人に、そっくりそのままの言葉を贈ってあげたい。歴史が続くほどに深みが増す“ゆり組”の2人が、この先どんな関係性になっていくのか。Snow Manのこれからと並行して、じっくりと見守っていきたい。

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