Kis-My-Ft2 宮田俊哉×玉森裕太の親友コンビ、「公式が最強」な理由 『ザ少年倶楽部プレミアム』『ANNP』の発言から紐解く

 以前『Kis-My-Ft2 キスマイRadio』(文化放送)で、ロマンチストな宮田が「帝劇で結婚式をしたい」「夫婦でフライングするから、キャッチングして」と玉森に頼んだことがある。まるっきり冗談と分かる依頼に対して玉森は「嫉妬で狂うよ」「奥さんだけキャッチングしないかも」と、愛ゆえの爆弾発言をしていた。

 4月26日に放送された『Kis-My-Ft2のオールナイトニッポンPremium』(ニッポン放送)においても、こんな一幕があった。リモート飲み会を「めっちゃやってる」という宮田の発言に対し、すかさず玉森が「へぇ……」と反応。単なる相槌だと分かりつつも、玉森だからつい裏を読んでしまう。後輩や友人との交流を無邪気に報告する宮田に対し、静かに嫉妬する玉森という構図は、めずらしい光景ではない。

 そんな『キスマイANNP』は大好評。「#キスマイANNP」は放送中のほとんどの時間でTwitterのトレンド1位をキープ、15万ツイートを突破した。今まさにノリにノっている彼らを示す、納得の数字と反響だ。

 ちなみに、「Johnny’s web」で28日に更新された北山の連載「KITAYAMA DOU?」では玉森がぽつりとつぶやいたある一言に胸キュンしたと綴られていた。玉森もまた、無自覚で罪な男である。

 先述した『少プレ』において、A.B.C-Zの河合は「メンバー内に(親友が)いるって……」すごいね、と言いたげな表情で、驚いていた。たしかに、メンバーのひとりを「親友」とし、公言するジャニーズは決して多くはない。

 玉森&宮田の親友コンビ、そのやりとりを“普通に”受け止めているキスマイメンバー、という構図もなかなか興味深い。ふたりが親友同士であることが、グループ内に当たり前の事実として存在している。

 これまでにふたりが発表した、3部作にわたるユニット曲を見ていても、どこまで本気で、どこまでビジネスなのかがまるでわからない。それが宮玉のおもしろさであり、深い深い沼だ。これからもずっと、いつまでも、メンバーとして親友として、一生一緒に笑いあっていてほしい。

■新 亜希子
アラサー&未経験でライターに転身した元医療従事者。音楽・映画メディアを中心に、インタビュー記事・コラムを執筆。
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