嵐、Instagramを通じてファンを楽しませる様々な取り組み メンバーの個性とグループとしての魅力も

 インスタライブのタイムリミットが迫ったため、一旦、仕切りなおしての登場となった相葉雅紀。自宅で食事を摂る機会が増え、相葉は、過去に松本がくれた皿を発見したという。いつかストーリーにアップしてくれるそうだ。おすすめの漫画、食生活など「おうち時間」の過ごし方や、先日配信された『ARASHI's Diary -Voyage-』(Netflix)の密着ドキュメンタリーについても話題にあがった。

 相葉は、ストーリー企画では一番手の月曜日に登場。しばらくツーリングに行けないからと、お気に入りのヘルメットを紹介した。紹介するだけならば写真でも問題ないところを、動画でアップしてくれるのが相葉の優しさだ。椅子に乗ってくるくると回り、ヘルメットを紹介しつつ「動く相葉」を見せてくれた。

 最後にはキノコのような帽子を被って登場するという、彼らしいユーモラスな一面も。さすがは、亡き志村けん氏の冠番組で後継者を任された男。いつだって人を笑顔にすることを忘れない。

 最後には、ここまでホスト役をつとめた松本潤もファンに向けてメッセージを送った。松本は、YouTubeで公開された『「untitled」』ツアーの映像に寄せられるコメントに目を通していたという。そのときの想いは先日、インスタにも投稿されていた。新旧問わず、みんなが繋がる時間、人のあたたかみを感じたと、インスタライブでも改めて言葉にした。

 ファンについて、嵐について、表だって言及する機会の多い松本。ファンにもいろんな形があり、なかにはさまざまな意見もあるだろうことを、彼は誰よりも承知している。

 それでも、どれほど多くの人が「嵐」を愛しているのかは、ライブを見れば、そして今回のような彼ら独自の取り組みに対する反響を見れば、一目瞭然だ。

 「嫌な思いする人もいるだろう」「後ろ向きなコメントもあるかと」と配慮を述べつつも「マジで感動!」「嵐ファンすげー!」と、改めてファンの存在を誇った先日の松本の投稿には、なんだか胸が熱くなったものだ。

 そんな彼は、ストーリーに自身の作業部屋をアップ。おうち時間も「もっぱら作業している」と、揺るぎない。

 5人そろっての活動がなかなか難しい現状においても、彼らはファンを楽しませる企画を次々と考え、実行している。そして、こういうときだからこそ改めて見えてくる、5人5様の個性。一見バラバラの「個」が、グループになると不思議なほどに融和して、また新しい「嵐」という「個」が生まれる。そこに至るまでには彼らの長い歴史があり、目には見えない互いへの尊重があるのだろう。その尊さを、嵐は体現し続けている。

■新 亜希子
アラサー&未経験でライターに転身した元医療従事者。音楽・映画メディアを中心に、インタビュー記事・コラムを執筆。
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