元アンジュルム 福田花音=巫まろ、ZOC加入に賛否両論 大森靖子が惚れ込んだスター性

 言うなれば、巫まろも大森に共鳴した人物。その手がかりとなるのが、今年2月に大森がリリースしたベストアルバム『大森靖子』特設サイトに送られた福田花音としてのコメントだ。高校生の時に大森の音楽に出会った福田は、「初めて聴いた時から今日までもずっと私の心に寄り添い続けてくれています」「1人の女の子としての価値観をものすごく広げてくれた」「不変な女の子の奥底にある感情と今流行っている言葉や単語が交わる感じ」と大森への熱いリスペクトを表明しており、親密なプライベートの交流があることも明かしている。

 そんな福田への大森からの返答は、「つんくさんの歌詞に出てくるややこしい女の子を具現化したらこうなるのでは?!のような女の子」という文から始まり、「近くにいても、常にかわいくてキラッとしていて歌は最高に上手くて、スターだなぁと思います。完全にイイ女。」とも綴っている(参考:『大森靖子』特設サイト(原文ママ))。

 印象的なのはどちらも「また大森さんとお仕事でご一緒できることを目標に」(福田)「これからも一緒に世界がおもしろくなるようなことがたくさんできればいいですね!」(大森)と送りあっていること。逆算していくと、このコメントが公開される頃には、福田のZOC加入は決まっていたと想像できると同時に、すでに互いが“共犯者”になって笑みを浮かべる姿もイメージできる。

 巫まろの加入を受けて、賛否両論を巻き起こしているZOC。だが、そんな意見は物ともせず、グループはさらに上へと上がっていくことだろう。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

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