菅井友香、小林由依、森田ひかる……欅坂46、次期センターは誰に? メンバー6名をピックアップ

#5.「田村保乃」案

 昨年の東京ドーム公演においてアンコールで披露した「不協和音」で、卒業した長濱ねるのポジションを任されたのが田村保乃。5万人の会場へ向けて「僕は嫌だ」と叫んだその勇気と恐怖は計り知れない。柔らかくほんわかしたイメージながらも、学生時代はバレーボールに打ち込んでいたため体育会系のガッツがある。リアクションが良く、テレビ出演の際には予想外の爪痕を残す可能性もアリ。絶対的センターだった平手との仲も良かったため、多くのファンも安心して彼女にセンターを任せられるのではないだろうか。現在人気急上昇中の彼女の波に乗って、グループも坂道を駆け上ろう!

#6.「山﨑天」案

 グループ最年少の山﨑天がセンターに立つのは意外性もありつつ、逆に納得でもある。画面に映ったときの彼女からそこはかとなく漂う”主人公感”は、他のセンター候補と比べても群を抜いている。9枚目シングルの選抜に彼女は選ばれなかったが、その発表を受けて投稿されたブログの文には独特の気配があった(山﨑 天公式ブログ)。番組での彼女はあまり喋る方ではないが、暗いというよりはナイーブで、たまに見せる涙は年相応。14歳のごく自然な反応にも見える。ただ、あらゆる場面で“自信”を感じさせない。むしろそれが、センターに立つ人物にふさわしい素質だと思う。キラキラしている先輩たち、伸び伸びと成長している同期たち…そんな中で必死にもがく、ひとりの少女の成長の物語を見てみたい。

 以上、6つの案。今回選んだ以外にも、昨年活動再開した原田葵や独特の雰囲気を持った藤吉夏鈴など期待のメンバーはいる。先日加入した新二期生の存在も見逃せない。今後のグループの動向に注目だ。

■荻原 梓
J-POPメインの音楽系フリーライター。クイックジャパン・リアルサウンド・ライブドアニュース・オトトイ・ケティックなどで記事を執筆。
Twitter(@az_ogi)

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