嵐 松本潤、Sexy Zone 中島健人やKing & Prince 平野紫耀との師弟のような関係性 『しやがれ』出演を機に振り返る

松本潤を後輩が追いたくなる理由は?

 中島も平野も、個性が立ったキャラクターで人気を博しているが、先述した彼らの言葉には、改めて“追う背中”である松本の存在感が伝わってきた。

 嵐のステージ演出を担当している松本は、ムービングステージや自動制御つきのペンライト(FreFlow)、横幅51m、高さ12.6mの2083インチ超特大LEDビジョンモニターを導入。床が透けており、客席の頭上を通過する瞬間も見逃せないムービングステージ、これまでとは違う会場の一体感が生みだした自動制御つきのペンライトなど、ただ新しいものを導入するだけでなく、ファンの気持ちを汲んだ演出に松本の人柄を感じる。なお、松本は、昨年行われたKing & Princeのコンサートツアー『King & Prince CONCERT TOUR 2019』でもステージ演出の一部をプロデュースした。

 歴代の先輩グループも、自分の意見を持ち、演出の企画会議からこだわりを盛り込んできた。アイドルとしてのスキルに加えて、ステージ演出というクリエイティブな能力も求められる。そのなか、記憶も記録も残してきた嵐のステージで、演出を担ってきた松本を慕うのも当然の流れといえよう。

 さて、『嵐にしやがれ』の予告を見る限りでは、二人ともかなり身体を張ったチャレンジをしたようだが、尊敬する先輩との共演により一層はりきって臨んだことだろう。それぞれが所属するグループの人気を牽引している中島と平野だが、普段とは違う、後輩としての顔がみられそうだ。

■柚月裕実
Web編集者/ライター。企画、担当編集、取材・執筆してます。
日本の男性アイドルの頑張りを見ては涙する30代。
始まりはSMAP中居さん。 KAT-TUN、NEWS中心の事務所担。年中HDDの整理と原稿書きに追われています。

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