香取慎吾が持つスター性は変わらないーー『内村カレンの相席どうですか』出演を機に『西遊記』当時を振り返る

 脚本を手がけたのは『それでも、生きてゆく』 『Woman』 『カルテット』 『anone』など鋭い眼差しで時代を見つめる人気脚本家の坂元裕二。プロデューサーは『電車男』『ガリレオ』シリーズを生み出した鈴木吉弘、『ギフト』『人にやさしく』『HERO』などの演出を手がけた澤田鎌作と、制作陣も実力派揃い。そんな精鋭部隊を率いて、堂々と座長を務めていた香取はまだ20代だったと思うと、彼のスター性を改めて実感する作品でもある。

 ご存知の通り、この14年で香取を取り巻く環境は、大きく変わった。香取がフジテレビに出演するのは、2018年3月に惜しまれながら終了したレギュラー番組『おじゃMAP!!』以来となる。2006年のフジテレビ年間最高視聴率1位だった『SMAP×SMAP』で「湾岸スタジオは毎週のように通っていた場所なので、久しぶりに思い出すことが山のようにありました。まるで走馬灯のように駆け巡りましたね」とコメントしている。(参照:ザテレビジョン

 この2020年の状況を誰が予想できただろうか。未来は、自分でも驚くような展開が待っている。逆を言えば、何も最初から決まっていることなんてないのだ。香取が掴んだ新しい地図の広がりも、それを応援するNAKAMA(今日は“なまか“という気分だろうか)の発信によって、これからどんどん変わっていくかもしれない。そんな変わりゆく時の中で、香取の放つスター性だけは変わらない。その凄さを、きっと今回の放送で再認識させられるのだろう。また、いつか、近い未来に、香取が主演するドラマ作品や、地上波のバラエティ番組が生まれることを期待しつつ、オンエアを楽しみに待ちたい。

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