日向坂46 濱岸ひより、4thシングル『ソンナコトナイヨ』から活動再開へ グループに与える影響とは

 ただ上記で述べたこと以上に大きな影響を与えるのは、メンバーの精神面においてだろう。濱岸が活動休止を発表した際、佐々木美玲はブログで「2期生の中でも特に仲が良くて、娘みたいな存在だから、正直言って寂しいです」と綴っていた。また、河田陽菜は公私ともに盟友だ。そんな佐々木美玲や河田のほかにも、彼女の復帰を待ち望んでいたメンバーはたくさんいる。きっと今後のグループの活動において、濱岸の存在は支えとなることだろう。

 シングルデビューや『NHK紅白歌合戦』(NHK総合)出場など、デビュー1年目にして様々な夢を叶えた日向坂46。まだ開けていない新たな可能性として、濱岸の存在はグループがステップアップする重要なキーパーソンではないだろうか。年末の東京ドーム公演に向けて、濱岸が復帰することでパズルのピースが埋まっていくことはとても嬉しい。また、その前に行われる日向坂46 全国アリーナツアーの福岡公演(3月31日、4月1日)に、日向坂唯一の福岡県出身である濱岸が間に合ったことは、メンバーもファンも喜ばしいことだろう。東京ドームへ続くストーリーとしても実にドラマティックな展開だ。

 復帰作となる「ソンナコトナイヨ」は、キャプテン佐々木久美と高本彩花の頼れる先輩に挟まれるポジション。徐々に現場に慣れながら無理はせずに、河田との名コンビでたくさんの笑顔と“ひよたんワールド”を届けてほしい。

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