KinKi Kids 堂本光一は“正直すぎるアイドルの最前線”を走り続ける ラジオで明かしたチケットや座席に対する本音

 チケットの思い出として、ブロードウェイで舞台を見た際、途中退席するため通路側の席の方に、より真ん中で見られるように交渉した話が飛び出す。すると、「ここは私の席なので申し訳ございませんって、英語だけどすごく丁寧な対応でお話された。すごい素敵だと思わない? ちゃんと自分のチケットとして、自分の席として買った席、そこで私は見たいんだ、いくらあなたがおっしゃた席のほうが良かろうが、そこで私は見たい。俺、すっげぇ素敵だなと思って。さすがショービジネス、エンターテインメントの街、ブロードウェイだなって」と、何度も“素敵”を連呼して語る姿に本当に感激したのだと伝わってくる。

 不正を防止するためにチケットのデジタル化が進んでも、イタチごっこになってしまう日本のコンサートシーンを憂いて「俺、チケット買って自分で売っちゃうよ? そのほうが儲かんだべ?(笑)」とふざけながらも、「せっかく取れた席は、その時間、その空間だけは、自分の席。そこをご用意してお待ちしておりますので、ぜひそれで楽しんでもらいたいなと僕は、思います」とビシッと決め……たかと思いきや、やはり「ああ、いい話した! フハハ」と、やはり堂本光一節で笑わせてくれる。

 空気を読み合い、何かと叩かれがちな今、堂本光一の真っ直ぐな発言に胸がすく思いだ。2020年も言いたいことを、マイペースに語ってくれるラジオを期待している。

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