KinKi Kids 堂本光一はジャニー喜多川を超えるべく新たな作品を創り出し続けるーー誕生日を機に考える

 師の言葉を守り、その中で自分なりの方法で改善し、そして新たな舞台を創り出す。「守・破・離」の3段階を経て、堂本光一とジャニー喜多川氏は同志のような存在になれたのではないだろうか。偉大な存在を崇めるだけではなく、「超えたい」とぶつかってこそ、同じ世界を見ることができるのかもしれない。

 だが、親や師と呼べる人は、長く生きてきた分、先に空へと旅立つ可能性が高い。それをわかっていても、なかなか日常ではその感謝や恩を返せずにいるものだ。だから、私たちも今日このタイミングで改めて、堂本光一の誕生日とジャニー氏との関係性に思いを馳せ、親や師と仰ぐ人に挨拶をしてみるのも、いい1年の幕開けとなるのではないだろうか。

 「もうすぐ41になるのに、まだ王子様というふうにね、言っていただけるのは……早く王様になりたいよ! フフフ(笑)」見た目はいつまでも美しい王子様キャラだが、その内面には芸能界の育ての親であるジャニー喜多川氏にも負けない、職人的なエンターテイナーのキングがあることをファンは十分わかっている。堂本光一がジャニー喜多川氏を超えるべく新たな作品を創り出し続けることを、そして今度は堂本光一を「超えたい」と挑むような次世代が育つことを期待しながら、2020年の活躍も楽しみにしている。

(文=佐藤結衣)

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