乃木坂46 秋元真夏、欅坂46 菅井友香、日向坂46 佐々木久美……3坂道各々が掲げる“キャプテン像”

 ライブの楽しさを前面に押し出した“ハッピーオーラ”を武器に、メンバー一人ひとりががむしゃらに突き進んできた日向坂46。漫画『ONE PIECE』の主人公 モンキー・D・ルフィに憧れるという佐々木久美は、「ルフィって普段はみんなとふざけてるけど、1番強いし、締めるときは締める。普段からしっかりしてる必要ないんだなって、ルフィを見て思うようになりました」とVol.1で明かしている。

 2018年6月にグループのキャプテンに就任した佐々木は明るい性格で強い責任感の持ち主。「みんなが元気がない時は自分が先頭に立って、みんなの勢いがある時は後ろから支えられたらいい」と自身のキャプテンとしての哲学を語った『セルフ Documentary of 日向坂46』(TBSチャンネル1)。そこでは、けやき坂46として開催したZeppツアーやイベント出演時に、キャプテンとしてメンバーに檄を飛ばす姿が映し出されており、やがて佐々木は「任せられている」とキャプテンの役割を認識していったという。「キャプテンって期待されているのが分かった時に、私はこの役割を最後まで全うしようって思えるようになったから、嫌だとも思わない。このグループに貢献できるように。みんなが担っている役割の一つが、私のキャプテンという役割かなと思っている」と涙ながらに話している。

 3坂道のキャプテンに共通して見えてくるのは、自身もグループの一人として周りのメンバーの存在に支えられているということ。一人じゃない、というシンプルでいて、見失いがちな考え方は、今、3坂道が揃うことでより強化な絆に変化している。そんな視点が『坂道テレビ』では、見えてくるはずだ。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

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