PRIZMAX、7人で語るニューシングルと『~Level 9』への思い 「今の僕たちをしっかり見ていてほしい」

PRIZMAX、現体制ラストインタビュー

僕たちはワンマンこそが最強 

ーーそんな裏設定が! この流れで『~Level 9』について聞きたいんですが、その前に夏のワンマン『~Level 8』についても少し振り返っていただけたら。ストーリー仕立てになっている部分ですとか、すごく想像力を掻き立てられるようなライブでしたが。

清水:『~Level 8』では、コンセプトとしてこの7人で力を合わせたものをパッケージとして見せようというのが強かったんですが、年末の『~Level 9』は個々がしっかり立つように作り上げていこうと思っています。

島田:『~Level 8』ではもちろん新しい3人に振りを覚えてもらったり、それを7人で見せるための準備だとか別軸の動きがありましたけど、ライブ自体には今まで同様、最高のモチベーションで向き合えたと思っています。今回もただ目の前にいるお客さんに、僕たちなりのエンターテイメントを見せるというシンプルな考え方で臨むので。それはこれから先もずっと変わらないと思います。

ーー新メンバーのお3方は、『~Level 8』が初ワンマンだったわけですけれども、いかがでしたか?

小川:僕ら3人としては、「まだ7人のPRIZMAXを受け入れる気持ちになっていないホリックのみなさんも多いんじゃないか?」と不安を抱えながら臨んだライブでした。でもあの日の会場の空気がすごく温かくて、それまでの不安や肩の荷が自分の中で消化されたので、僕の中では素敵なライブになったことは間違いないです。あの経験を踏まえつつ、たとえば僕なら舞台をやらせていただく機会もあったので、表現力の部分でもさらに成長したものを見せていかないといけないなと思っています。

ケビン:ウィンくんと僕がピアノ1本で歌ったり、それに合わせて翼くんがコンテンポラリーなダンスを踊ったりしたのがすごく思い出深くて。あの日は僕が今までやってきた音楽と、PRIZMAXでの活動を融合できた瞬間でもありました。ダンスを通してまた新しい音楽の楽しさも味わえたので、次のワンマンに向けてまたその“融合”をもっと濃く、パフォーマンスで見せていけたらいいなと思っています。

森:僕は個人的な話なんですけれども、前回のライブを映像で見直して、カメラで抜かれている自分に「まだ全然プロじゃないな」と思ってしまう部分がたくさんあったんです。

ーーそんなことないです!

森:自分ではあまり納得いっていない部分があって。なので自分を客観的に見て学んだことを、『~Level 9』で生かせたらなと思っています。

ーー有希さんは『~Level 9』がホリックとの最後の“デート”になりますが、お誘いの言葉をいただけたら。

福本:14歳から約15年間、芸能界で活動してきて、普段味わうことができない体験や出会いがあったり、すごく濃い人生だったなと思います。その人生の半分くらいを費やした活動の中で自分で決めた答えが引退だったので……正直、ホリックの方々からすると聞きたくない言葉だったと思うんですけれども。29日は最後の最後まで、自分がエンターテイナーだという意識を忘れずに、しっかりとみんなを幸せにしたいなと思います。発表してからまだホリックには直接会っていないので、不安に思っている方や「どうして辞めるんだろう?」と思っている方もいると思います。そんな方々を納得させるようなパフォーマンス……というとおかしいんですけれども、絶対に『~Level 8』を超える最高のライブを7人で見せたくて。たとえば『エビライ(EBiDAN THE LIVE)』やリリイベでPRIZMAXを観たことのある方もいると思いますが、僕たちはワンマンこそが最強なので。このライブで少しでもPRIZMAXのストーリーに触れていただいて、その方たちが何か考えたり、人生を変えるきっかけになれたらいいなと強く思っています。

ーー有希さんはこのメンバーの中では一番グループに入られたのが早いんですよね。これまで海外も含めてかなりの本数でライブをやってこられたと思いますが、一番思い出に残っているイベントやライブというと?

福本:2013年に初めて六本木のmorph-tokyoでやったワンマンライブですね。PrizmaX時代の、タイトルに“Level”と付けるより前のライブですけれども。あの年にやっとデビューして、ワンマンができて。180人くらいのキャパだったんですけれども、あの嬉しさは忘れられないですね。

清水:何もかも手作りな感じのライブでね。

島田:そのときは全部自分たちで台本を書いて、コントとかもやったんですよ。

福本:公園でコントの練習とかしてましたからね。ウィンがそのときバイトしてたところから小道具を借りてきてくれたりして。翼以外はまだみんな20代前半でしたね。

森崎:あったあった! 懐かしい。

福本:なんだかんだで一番の思い出というのはその初めてのワンマンですね。大きな会場でのフェスとかにも出させていただきましたけど、お客さんの人数じゃないなって。

ーー残念ですし名残惜しい気持ちもありますが、最後に久々のワンマンに向けてリーダーからも一言いただけるとありがたいです。

清水:今はだんだん近づいてきた『~Level 9』を大成功させよう! ということを最優先に、みんなで頑張っています。有希と一緒にいられる残りわずかの時間を、7人で全力で駆け抜けていこうという気持ちで。なのでホリックの方々には、今の7人の僕たちをしっかり見ていてほしいなと思います。

島田翼
森崎ウィン
清水大樹
福本有希
ケビン
森英寿
小川史記
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島田翼
森崎ウィン
清水大樹
福本有希
ケビン
森英寿
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(取材・文=古知屋ジュン/写真=三橋優美子)

■リリース情報
『愛をクダサイ / Beginning』
2019年12月18日(水)
【通常盤】
定価:¥1,100(税込)
仕様:CD ONLY / プレイパス対応
【WIZY限定盤】
定価:¥1,100(税込) 送料別
仕様:CD ONLY / プレイパス対応
付属特典:12月29日(日) 豊洲PITワンマンライブ 会場限定特典

収録曲
01.愛をクダサイ
02.Beginning
※通常盤、WIZY限定盤共通

■ライブ情報
『PRIZMAX Live Level 9 〜CIRCUS WINTER EDITION〜』
2019年12月29日(日)【東京】豊洲PIT
【第1部】開場 14:00 / 開演 15:00
【第2部】開場 17:30 / 開演 18:30

オフィシャルサイト

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