SixTONES 京本大我、いたるところに凝縮された“美” 立ち振る舞いや歌声に注目

 そして、言わずもがな美しい歌声にも注目が集まっている。京本の歌声は透明感があり、高音の伸びも良い。芯が通っている声のため上ずったり、歌詞が聞き取りづらいこともない。SixTONESのパフォーマンスにおいてもジェシーとともにメインボーカルを務めることが多く、SixTONESの曲に艶やかさと爽やかさを加えている。その美声を活かして、京本はミュージカルでのソロ活動も活発だ。2015年にミュージカル『エリザベート』のルドルフ役に抜擢されて以降、『恋する♡ヴァンパイア』や『HARUTO』など様々な舞台に出演。2020年5月にはディズニーミュージカル『ニュージーズ』で主演も務める。さらに12月4日の『2019 FNS歌謡祭』(フジテレビ系)の「ミュージカルスペシャルメドレー」にもソロで参加。彼の美声はジャニーズ内にとどまらず、舞台の世界でも武器になっていることが分かる。

 もともと、京本は“歌ウマジャニーズメンバー”だと感じていたが、特に感心したのが2019年の『24時間テレビ42』(日本テレビ系)内で嵐×ジャニーズJr.が披露した「ジャニーズ名曲メドレー」。SixTONESはKing & Prince「シンデレラガール」を歌ったのだが、〈まぶしい その笑顔見せて〉と歌う京本の声が誰よりもマイクにしっかり乗っており、音程もバッチリ。思わず二度見してしまったほどだった。

 いたるところに“美”が濃縮されている京本。目で見て良し、耳で聞いて良し、まさに“リアル王子”のような存在である。だが、蓋をあけると天然ぶりが垣間見えたり、男らしい一面を見せたり……。そんなギャップも楽しみながら、京本に酔いしれてみてはどうだろうか。

(文=高橋梓)

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