『NHK紅白歌合戦』、初出場アーティストは誰に? 2019年の活躍ぶりから予想

『NHK紅白歌合戦』初出場アーティストは?

 また、「<NHK>2020応援ソングプロジェクト」の「パプリカ」で一躍脚光を浴びたFoorin。昨年の『紅白歌合戦』で特別企画として披露された、米津玄師作詞・作曲による「パプリカ」が子供たちの間で大ヒットし、『NHK みんなのうた』では米津玄師バージョンもオンエアされていることから、今年は企画枠ではなく出場者としてキャスティングされる可能性も考えられるだろう。

 さらに、昨今高い注目度を誇っているグローバルアイドルグループからはIZ*ONEが有望視されている。オーディション番組『PRODUCE 48』発の日韓合同アイドルグループとして人気を席巻しているIZ*ONE。4月にリリースされた2ndミニアルバム『HEART*IZ』では歴代K-POP女性グループのリリースアルバム初動売り上げ1位を記録し、“TWICE越え”ともいわれるその存在感は無視できない。

 加えて注目したいのが、ジャニーズグループ。今年は特別企画として今年7月に逝去したジャニー喜多川氏の追悼企画が行なわれる可能性もある。。その場合、ジャニーズJr.から今年目覚ましい活躍を見せたグループが初出場することも考えられる。

 今年活躍したジャニーズJr.グループと言えば、10月に横浜アリーナで行われたオースティン・マホーンの日本公演で40分にわたるオープニングアクトを務めたことでも話題となったTravis Japanをはじめ、YouTubeチャンネルを駆使した活動でも注目を集めるHiHi Jetsや美 少年、来年2組同時デビューが決まっているSixTONESとSnow Manなどが挙げられるだろう。特にSixTONES、Snow Manはジャニー氏が生前最後にデビューを告げたグループでもあるため、初出場への期待は非常に高い。

 総合司会を内村光良、紅組司会を綾瀬はるか、白組司会を嵐の櫻井翔が務めることもすでに発表されている、今年の『紅白歌合戦』。令和最初、そして来年、2020年に東京オリンピックを控えた記念すべき年の瀬を彩る出場アーティストへの期待は、放送まで残り約2カ月の間にますます過熱するに違いない。

■五十嵐文章(いがらし ふみあき)
音楽ライター。主に邦楽ロックについて関心が強く、「rockinon. com」「UtaTen」などの音楽情報メディアにレビュー/ライブレポート/コラムなどを掲載。noteにて個人の趣味全開のエッセイなども執筆中。ジャニーズでは嵐が好き。
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