GENERATIONS 小森隼×佐野玲於の“こもれお”は同志でありライバル? 気心知れた幼馴染コンビ

 パフォーマーとしてそれぞれ尊敬しあっている2人の普段の関係はどうなのか。明るくムードメーカーの小森と、ヤンチャでツンデレの佐野というイメージがあるが、一緒によく遊び、トレーニングし、そしてお互い絶叫マシンが苦手という、まさに気の合う間柄のようだ。だからこそ遠慮がなく、佐野の毒舌を小森が笑顔で受け入れるという2人の関係性も定番化しつつあり、今年6月の小森の誕生日には、佐野が照れを隠すようなツンデレなバースデーメッセージをツイートし、小森が素直に感謝の気持ちを伝えるというやりとりが多くのファンを喜ばせた。

 そして小森は佐野について「10歳ぐらいの時から玲於を知ってるので、人生の半分以上いるんですよ。このまま永遠にGENERATIONSやったら、一生あいつといることになるんで、そうやって考えると物凄く迷惑をかけてきましたし、物凄い助けてもらいました。(メンバー)みんな特別で、ひとりひとり思うことはあるんですけど、より人生の中で玲於は特別ですね」(『GENERATIONS A DOCUMENTARY FILM THE NEXT』より)とも語っている。同志でありライバルである存在が常にいたからこそ、2人がパフォーマーとしてのキャリアを築けたのは間違いないだろう。幼少期を知る仲間が同じグループで活躍するアーティストは数えるほど。それだけ運命的な出逢いであったとも言える。これからもお互い切磋琢磨して技術を磨き、GENERATIONSの未来だけでなく、新世代のダンス/パフォーマーシーンを牽引していく存在になっていくことだろう。

(文=本 手)

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