草なぎ剛の無邪気な姿はいかにして出来上がった? メリハリある日々の過ごし方から考察

 長年、国民的アイドルとして多忙な日々を過ごしてきた彼のキャパシティは、一般人の感覚とは別格なのかもしれない。過密スケジュールの中、斉藤和義のライブや釣りなど息抜きも忘れない。斉藤和義のライブにはこれまで3回も足を運んでおり、この日の釣りに関しては早朝3:00に出発しているというから脱帽だ。

 ちなみに、2月19日には「森(且行)くんの誕生日」の記載も。どんなに忙しくても、こうした大事なところは忘れないのも、さすがの一言。仕事では現場ごとに思いきりハシャぎ、プライベートでは好きなものを愛でる時間もしっかり確保する。そうしてメリハリのついた日々を過ごしてきた結果、何事も楽しむことを忘れない無邪気な草なぎ剛が出来上がっているのだろう。

 もしかしたら、その切り替える力こそが、高い演技力にも繋がっているのかもしれない。CMやバラエティ番組で微笑ましい姿を見せたと思ったら、来年1月より始まる主演舞台『アルトゥロ・ウイの興隆』のビジュアルのように、ハッとする表情を見せてくれるときもある。忙しさを極めるほどに、そのスイッチを切り替えていくスキルは磨かれるはず。2019年も残すところ約80日。草なぎの秘密の手帳がさらに充実していくこと=私たちに様々な顔を見せてくれることを楽しみにしている。

(文=佐藤結衣)

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