miracle²、magical²、mirage²…パフォーマンスと楽曲の宝庫、ガールズ×ヒロイン!シリーズに注目

 注目したいのは、オリコン総合アルバムランキングデイリー1位を獲得した、ミニアルバム『晴れるさ☀』の表題曲。作詞作曲が欅坂46「アンビバレント」の作曲を手掛けた浦島健太とTETTAのコンビによる楽曲で、爽やかなアイドルの王道ソングのテイストを感じ、この楽曲も4人の歌声をしっかりと聴かせる。他にも、ベストアルバム『MAGICAL☆BEST -Complete magical² Songs-』に収録された「TOY BOY」は、シリーズで今までになかったラップや80年代ダンスを取り入れているだけでなく、1988年日本で大ヒットしたシニータのオリジナル英語でのカバーは、改めて彼女たちのポテンシャルの高さを感じさせる。

magical² - 晴れるさ☀(Harerusa☀) Dance Video YouTube ver.

 そして、現在放送中の『ひみつ×戦士 ファントミラージュ!』(テレビ東京系)から結成された現在4人組の"mirage²"。新エンディグテーマとなっているのが、9月18日にリリースされた「ドキ☆ドキ」。ドキドキという耳から離れないキャッチーなフレーズと覚えやすい歌詞で、同じソニーミュージックのアーティストである日向坂46の「キュン」や「ドレミソラシド」のように、TikTok映えするようなキャッチーなフレーズの連呼とダンスといった流行を感じられる。OPテーマを歌うGirls²の「ダイジョウブ」もまたキャッチーでハッピーオーラ満載となっているところも人気の由縁ではないだろうか。彼女たちを追っていくと3年間の音楽の流行りの細かい変化が楽しめるのも面白い。

 ガールズ×ヒロイン!シリーズは実力が伴ったパフォーマンスと楽曲の宝庫であり、彼女たちの活躍により子供たちがEDMに触れ、ダンス人口を確実に増やしていることは、将来的に非常に大きな財産となるだろう。

(文=本 手)

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