AKB48 矢作萌夏&柏木由紀&横山由依&岡部麟が語る、『サステナブル』までの半年間で得たもの

AKB48『サステナブル』までの半年間

柏木由紀、横山由依、岡部麟から見た矢作萌夏

ーー横山さんと柏木さんから見て矢作さんはどんな方ですか?

横山:まだちゃんと掴めてないけど、想像通りの子なんやろうなって。普通だったらかまえてしまう状況でも自然体でいられるのは素敵だなと思います。

柏木:『アイドル修業中♡』公演をプロデュースした時に矢作ちゃんを見ていたんですけど、あの時はここまで個性が強い子だと思いませんでした。ひとりで鏡に向かって誰ともしゃべらず黙々と練習していたので「真面目な子だな」と思っていましたから。あれから数カ月経って、久しぶりに会ったらこんな感じになってて(笑)。何があったんだろう(笑)。

岡部:自信がついたのかな。いまは頭のいいガキんちょという感じです(笑)。

矢作:自分でも変わったと思います。最初の頃は人前に出ることも苦手で「一生この環境に馴染めることはないだろうな」と思ってました。かわいくないから人気も出ないだろうなって。でも、いろんな方と出会うことで向上心が生まれて、自信もついて……こうなっちゃいました(笑)。

ーー先輩にグイグイいくイメージがありますが、「怖さ」はないんですか?

矢作:うーん。どうなんだろう。

柏木:さっしー(指原莉乃)にいくのがすごいよね。

矢作:さっしーが萌ちゃんに「タメ口でいいから、もっと話しかけてよ」と言ってくれたんです。それが峯岸(みなみ)さんと組ませていただいたじゃんけん大会(『AKB48グループ 第2回ユニットじゃんけん大会』)で、あの時から何かが崩れたのかもしれません。

横山:みいちゃん(峯岸)とさっしーにいったら後はラクだよね(笑)。

岡部:最初にラスボスを倒しちゃった(笑)。

左から横山由依、矢作萌夏、岡部麟、柏木由紀/撮影=はぎひさこ

ーーセンターの重圧はありますか?

矢作:あります~! どうしよう♡

岡部:すごく楽しそうに言うね(笑)。

矢作:フフフ。でも、悩むこともあるんです。まわりの声を気にしすぎちゃいけないと思っても、やっぱり気になるので。うん。重圧は感じちゃう♡

ーー矢作さんにしかできないこともあるはずです。

矢作:そうですね。自分らしさを出していくことができればいいなと思ってます。

柏木:「大丈夫かな?」と思う部分はあるんですけど、何かあったらフォローするので、自由にやってもらいたいと思います。

ーーチームKのコンサート後に「ごめんなさい」とツイートしたり、矢作さんにはナイーブな面もありますよね。

矢作:明るく元気な姿を見せるのがアイドルだと思っていたから、ネガティブな部分は絶対に見せたくなくて。落ち込むことがあっても隠していたけど、気づいたらいっぱいいっぱいになっていたんです。チームKのコンサートの時はステージで自分のミスがあったから「ごめんなさい」と書いてしまったけど、他のことでもファンの方やメンバーに頼ることが多くなりました。

ーーこの3人に頼ったことはありますか?

矢作:さっきも泣いちゃったんですけど、いっぱい励ましてくれました。これからも頼りたいと思います。

岡部:まぁ、大変(笑)。

ーー岡部さんは2017年12月にチームAのキャプテンに就任して、現在はメンバーを引っ張る立場です。

岡部:ようやく慣れてきたところです。兼任でのキャプテンなので、常に引っ張るというより必要な時に何かを言うというか。

ーー前任者である横山さんから見た岡部さんのキャプテンシーは?

横山:最初は冷や冷やする場面もあったんですけど、いまは麟ちゃんが作り上げたキャプテン像を確立したと思います。麟ちゃんを近くで見て、人はこうやって成長していくんだなと感じています。いいものを見ることができました(笑)。

岡部:最初はチーム8として先輩チームは超えたい存在だったので、どうしてもライバル視してしまうこともあったんですけど、一緒に活動して語り合っていくうちに「こんなことを思っていたんだ」という発見があったり、「誤解をしていたんだな」という気づきもあって。自分のダメなところも見直すことができたし、みんなのいいところを見つけることができました。みんなが「大好きなチーム」と思えるような温かいチームにしていきたいなと思います。

横山:もともとは自分のことに集中してしっかりやるタイプだと思うんですけど、最近はまわりを見ることができるようになって雰囲気も明るくなったと思います。ひとりひとりの変化がグループ全体にいい影響を及ぼすので、麟ちゃんには期待してます。

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