乃木坂46 賀喜遥香×筒井あやめが語る、加入から初選抜までの怒涛の日々と4期生の成長

乃木坂46 4期生 賀喜×筒井インタビュー

遠藤さくらは「自分を持っていてしっかり努力をする人」(賀喜)

ーーこの9カ月で、お互いの印象は変わりましたか?

賀喜:最初の頃は、あやめん(筒井)と全然喋ってなかったよね。

筒井:そうだね(笑)。私、人見知りなのであんまり自分から話しかけられなくて。だから、かっきー(賀喜)とも最初はあんまり話してなかったよね。

賀喜:うん。最初の頃、誰とよく一緒にいた?

筒井:私はさく(遠藤さくら)とずっと一緒にいた。

賀喜:あ、そっか。いつも2人で(愛知から)通っていたからね。私はその2人に話しかけに行く勇気もなかったので、「可愛いなあ」とか思いながら見ていただけだったんですけど(笑)、最年少なのに落ち着いているなとは感じていました。最近は15歳の若さが垣間見えたりすることも増えて、思わずよしよしってしたくなるんです(笑)。

筒井:(笑)。

賀喜:そういう意味では、最近イメージが変わったというか。たまに泣いちゃったりもしますけど(笑)、芯があるというか根性があるのがわかってきました。

ーーでは、筒井さんから見て賀喜さんの変わったところってありますか?

筒井:かっきーのことは本当に尊敬していて、喋りも上手で、ライブのMCもよくやってくれるし。本当に尊敬するところしかなくて。

賀喜:うれしいなあ(笑)。

筒井:ふふふ(笑)。しっかり者で、安心して頼れるし。私は4期生の中でも一番しっかりしているなと思っているよ。かっきーもすごく芯があって、ズンっていうか……。

賀喜:ああ、ズンね(笑)。4期生のお父さんだもんね(笑)。

筒井:うん(笑)。すごくしっかりしていて、本当に尊敬しています。

ーー以前お話を聞いたときに、賀喜さんは人前に出てみんなを引っ張ることを避けてきたと言っていましたよね。

賀喜:そうなんです。もちろん今も、4期生と一緒にいて私が引っ張っているわけではないんですけど、乃木坂46に入ってMCとか任されることが急に増えて。今までは人前で喋ることが苦手だなって意識があったけど、人から褒めていただくことが増えてからは「ここが自分の伸ばせる部分なのかな」と思うようになりました。だから、こうやって褒めてもらえるのはうれしいですね(笑)。

ーー今日はこの場にはいませんが、遠藤さくらさんについても聞かせてください。遠藤さんのどういうところに成長や変化を感じますか?

筒井:さくも私と同じで喋ることが苦手みたいなんですけど、最近はすごくうまくなったなと感じていて。そこに成長を感じますし、さくなりに頑張っているのかなと思います。

賀喜:さくは実は強い人だなと思っていて。選抜メンバーになってからよくさくのことを見ているんですけど、センターということで言葉を求められる場面が多いんですね。でも、自分の思いを言葉にするのが苦手だからか、なかなか言葉が出てこなくて、すごく歯がゆい思いをして悔し泣きしている姿を目にすることもあって。あやめんも言っていたけど、それが今はすごく上手になったと思うんです。ちょっと上から目線みたいになっちゃってますけど、ずっと隣で見てきたからこそそれをより強く感じましたし、自分を持っていてしっかり努力をする人なんだなと思いました。

ーー『プリンシパル』期間の遠藤さんって、思うように役を勝ち獲れなくてすごく大変そうでしたよね。でも、その後の4期生単独ライブではすごくキラキラしていて、急激に成長した印象を受けたんですよ。

2人:うんうん。

賀喜:さくとは『プリンシパル』でもずっと並びが隣だったんですよ。自分を出しきれなくて悔しがっていたし、それで人前に立つのが怖くなって。そこでさくなりにいろいろ考えたのか、最後の頃になると演技も変わってきたんですよ。

筒井:うん、全然違ってた。

賀喜:そこで成長したんでしょうね。

初めて選抜メンバーに選ばれた不安が歌詞と重なる(筒井)

ーーそういう皆さんの成長過程を伺ってから、今回の新曲「夜明けまで強がらなくてもいい」を聴くと、歌詞の中には3人とリンクするものがあるなと思いました。この歌詞を初めて読んだときは、皆さんどう思いましたか?

筒井:よくかっきーが言っているんですけど、すごく今の私たちにぴったりな歌詞だなと思っています。サビの〈光はどこにある?〉というフレーズなんて、今のこの3人が思っていることと重なりますし。初めて選抜メンバーに選ばれていろんな不安とかプレッシャーとか、「これからどうなるんだろう?」という気持ちがこの〈光はどこにある〉というフレーズに込められていると思いました。

賀喜:自分と重なるところが多い歌詞ですね。〈誰に相談しても考え過ぎだと言う 自分をどうやって認めればいいのか?〉っていう歌詞もまさにそうで、自分は考えすぎちゃうところがあって、「人からどう思われているんだろう?」とか「自分がこう言ったらこの人はどう思うんだろう?」とか、そういう考えてしまう癖があるんです。でも、誰に言っても「そんなの考えすぎだよ」みたいに返されて、どんどん自分が沈んでいってしまう、そういうところがすごく共感できて。最後の盛り上がりのところで〈今日こそは 自分らしく生きる〉というフレーズが出てくるんですけど、すごく決意めいていて本当に気持ちが高まるんです。と同時に、先輩を見ていると「私も自分らしく生きたいな」とすごく思うんですよ。自分の個性を武器にして活躍していらっしゃる先輩がたくさんいますし、そういう先輩たちの背中を見ると「もっと頑張らなくちゃ!」って気合いが入ります。

ーー周りには百戦錬磨の心強い先輩たちがいるわけですものね。そういう環境も初めてかと思いますが、周りに先輩がいると緊張するものですか? それとも、頼りになるぶんホッとするものなんですか?

筒井:両方ですね。今まで先輩の前で踊ることがなかったので、それがプレッシャーにも感じるし、後ろから見られていてすごく緊張もするんですけど、(齋藤)飛鳥さんが隣にいるだけですごく安心するんです。隣にいるだけで「大丈夫だよ」って気持ちが伝わってきて心強いですし。やっぱり先輩の存在って大きいなって思います。

賀喜:私も最初はひたすら緊張したんですけど、先輩と一緒にお仕事をさせていただくことが増えるといろんな場面で支えられて、助けていただくことで「早く先輩に追いつきたい!」って気持ちがどんどん大きくなっています。

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