Sexy Zone 中島×菊池、King & Prince 岸×神宮寺、なにわ男子 藤原×大橋…胸熱くなるジャニーズコンビ

 スターの卵たちが集うジャニーズには、ふまけんのように運命的なバディと呼ばれるコンビが他にもいる。『anan』には、King & Princeの岸優太と神宮寺勇太の“Wゆうた“コンビ、今勢いを増している関西ジャニーズJr.のユニット・なにわ男子の藤原丈一郎と大橋和也の“丈橋“コンビが登場している。

 同じ「ゆうた」と読む名前を授かり、同じ時期にジャニーズに入り、自然と仲良くなっていった“Wゆうた“。こちらのコンビは、共通の使命が絆を深めた。King & Princeの前身となる期間限定ユニット「Prince」では、岩橋玄樹と3人で活動してきた。繊細な岩橋を守り、そしてデビューした後も“6人のKing & Prince”を守っていこうと、2人の絆は使命感と共に強くなった。

 ストイックな岸を支えたいという神宮寺。そんな神宮寺を「年下だけど僕より器が大きい」と尊敬する岸。まさに戦友だ。ふたりの対談も、“夢に向かう実体験を踏まえたバラードを一緒に歌いたい“という前向きな言葉で締めくくられているのも印象的だ。今年ジャニーズ伝統の舞台『DREAM BOYS』のメインキャストを引き継いだ2人。ここからまた新たなバディドラマが広がる予感がする。

 そして“丈橋“コンビの物語も、なにわ男子として舞台『少年たち 青春の光に…』の初座長を務めるという大きな山場を迎えている。出会って、約10年。「なあなあなあ」と話すこともないのにちょっかいをかける大橋に、「もとリーダー力をつけてくれ」「それじゃあかんやろ」とお尻を叩く藤原。

 そんな厳しい言葉を投げかけながらも「僕は最年長でもあるし、フォローに回る側の人間なんで。その分、大橋には思う存分脱線してもらえたらと思ってます」と、最終的には自由な大橋の良さを引き出そうする藤原の愛情が見え隠れする。遠慮のないやりとりがまるで、夫婦漫才のようで微笑ましい。

 ジャニーズには、1人ひとりの成長を見守る面白さに加えて、不思議な縁で結ばれるシンメや、その存在を抜きに語れないライバルとの出会い、そして運命共同体と覚悟を決めて向き合う人間ドラマがある。バディ・ムービーが好きな人なら、彼らの人生をかけた物語に、きっと胸を熱くするに違いない。

(文=佐藤結衣)

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