Kis-My-Ft2 藤ヶ谷太輔、ジャニー喜多川の教えを胸に見せ続ける“周囲の期待を超える姿”

 「7月9日ですか、ジャニーさんが亡くなって。まあ寂しいですね。なんだろ悲しいし、寂しいですね。でも、不思議となんか心の中にいてくれてるような感じがありますね…ジャニーさんに見つけてもらえたっていうのがスタートなのかなって思うんでね」と、8月3日放送回ではこの世を去ったジャニー喜多川氏への想いを語った藤ヶ谷。

 「泣いてる時間はない、次に行かなきゃいけない」「ミスをお客さんにわからせちゃいけない」「ショー・マスト・ゴー・オン(どんなときにもショーを続ける)」と受け継がれているマインドに加えて、舞台『少年たち』の稽古中のエピソードも明かされた。

 「個性を大事にしなさいって僕は言われたんですね。ジャニーさんに“Youはもう稽古いらないよ“って。どういうことって聞いたら“Youはもう本番のときにステージに出て、自分がやりたいように暴れればいいし、走りたければ走ればいいし、セリフを言いたければ言えばいいし。個性を出して暴れちゃってよ“って」

 さすがに藤ヶ谷も「ちょっとまってよ、と。7人で歌う場面もあるし、稽古なしはしんどいよ」と答えたようだが、「“それぐらいの気持ちでやってほしい“って。“周りに合わせるんじゃなくて、Youはもう自由にやるのが一番いいよ“とかって言われたんですよね」という言葉が今も心に残っているという。

 私たちが藤ヶ谷に見る“いつも周囲の期待を超える姿”は、周りに合わせられるまで鍛錬した上で放たれる「自由にやろう」という余裕にあるのかもしれない。8月30日から始まるミュージカル『ドン・ジュアン』では、藤ヶ谷の個性が大いに発揮されることだろう。ちなみに、8月9日今夜放送の『A-Studio』(日本テレビ系)では、舞台『滝沢歌舞伎』開演直前にジャニー喜多川氏からムチャぶりされたエピソードも明かされるというから必見だ。器用に見えて少し天然で、クールに見えて熱い男・藤ヶ谷太輔が、この夏また一回り大きく成長する姿をしっかりと見届けたい。

(文=佐藤結衣)

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