稲垣吾郎&草なぎ剛&香取慎吾は“もっている” 『ななにー』で魅せた人を惹きつける魅力 

 いつもの“ななにー“は、リアルタイムならではのドタバタを楽しむ印象だが、今回のように3人と一緒にのんびりとロケVTRを眺める夜も心地よい。とはいえ、生放送だからこそ感じられるハラハラも忘れないのが、“ななにー“らしさ。

 稲垣のVTRではイラチ(段取りが悪かったり、無駄なエネルギーを消費されるとイライラしやすい性格)な姿もチラ見え。編集でカットされるはずと思っていたシーンも、積極的に使っていくスタッフに、またもやイラチが発動しそうになる稲垣。そんな生のリアクションに、ニヤニヤが止まらない香取を見て、こちらも頬が緩む。

 さらには、草なぎが急にギターを抱えて登場すると、11月27日&28日に「発表会」と称して、ライブを行なうと緊急発表を始める。しかし、まだ片手に収まるほどの数しかコードしか弾けない草なぎ。「誰か助けてほしい」と、その場で共演者を募る展開に。TRICERATOPSの和田唱、MIYAVI、奥田民生と、ビッグネームに次々と生電話をかけ、出演交渉。「1000人くらい集まるところ取っちゃったんで」と拙い説明にも関わらず、いずれも好感触な返事がもらえたのも、彼の愛され力の賜物だ。

 そんなサプライズもありながら、キャイ~ン・天野ひろゆきが腕をふるったBBQや、みちょぱも大はしゃぎだった手持ち花火など、なんだか彼らと一緒に夏を楽しんだような気分になれた今回の“ななにー“。長い梅雨が明けて、ようやく本格的な暑さが始まった、この8月。当然ながら2019年の夏を楽しむなら、今この瞬間しかない。彼らのように全力で誰かとふれあい、汗をかき、そして絵日記に書き残しておきたくなる、そんな日々を過ごそうではないか。

(文=佐藤結衣/画像=(C)Abema TV)

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