氣志團 綾小路翔、“内房の覇者”とのエピソード明かす YOSHIKI「ぜってぇ外房に負けんなよ」

 氣志團は東京ドーム公演の後に、メンバー間での方向性の違いを理由に活動を休止。3年後の2009年に氣志團はようやく活動を再開する。綾小路はそこで待ち受けていた活動再開後の苦悩を話し始める。「全国ツアーを周り出すんですけど、そこで初めて客席に空席が見えるようになってきたり。自分たちの移動の行程が変わってくるんですよね。こないだまでは新幹線、飛行機だったのが、そろそろ車移動にしてくれ、だとか。今まで声をかけてくれていた人たちも疎遠になってきたりとか、メディアに出ることもなくなってきたり。誰も周りからいなくなったぞ、という。自分では八方塞りだぞと少し滅入ってしまって、初めてその頃はヤバいなと思った時だったんですけど」と振り返る。そんな時にメンバーが声をかけてくれたのが「冷静に考えろ。俺たちは結成の時から、地下の隅で活動しようと思っていたバンドで、本来ずっとおかしいと思ってた」という言葉だった。「商業音楽の世界に行くことが本来ありえなくて、元に戻らねぇ?」と考え方を変えた綾小路は気持ちが楽になり、自分たちにしかできないことを見つけ出したという。

 「今が一番楽しいのかもしれないですね」と語る綾小路は、今年も千葉県・袖ヶ浦海浜公園で『氣志團万博2019』を開催。「いろんなアーティストのみなさんに来てもらえて、とっても嬉しいですね。ここまで人の褌で相撲を取る人間になるとは思いませんでした」とコメントし、MC陣を笑わせた。

 次週、8月10日のゲストには貴乃花光司が登場する予定だ。

(文=向原康太)

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