すとぷり、人気爆発の背景は? ファンを重んじるエンタメ集団の魅力を紐解く

 すとぷりは、エンターテイナーとしてファンを楽しませたいという気持ちを人一倍持っており、常にあらゆることに全力で挑戦している。『すとろべりーめもりー』と題した定期的なライブやラジオの冠番組『すとぷりMonday』(ニッポン放送)、さらには日を空けずに「すとぷりちゃんねる」に動画を投稿している。

 なかでもハードに見えるが、エンターテイナーとしての意気込みを感じる「リレー生放送」。この企画は、24時間、25時間、48時間、100時間、192時間など長時間に渡り、メンバー間でバトンタッチしながら、生放送するというもの。寝る時間を削ってまで視聴者を楽しませようとする姿に、リスナーの愛が深まるのは当然のことと思える。直近では、1stフルアルバム『すとろべりーらぶっ!』が、7月2日付のオリコンデイリーアルバムランキングで1位に輝いたことを記念して、7月6日に東京にてハイタッチ会を開催した。7月13日からリリース記念の握手会を予定していたにも関わらず、急遽ファンとのふれあいの場を設けることは、なかなか出来ることではない。すとぷりメンバーのエンターテイナーとしての意識の強さがリスナーへの大きな愛に繋がり、その延長線上に人気の要因があるのだろう。

 日頃から6人の力を最大限に活かし、リスナーを楽しませることに成功している、すとぷり。気付けば、結成前に、ななもりが感じていた「みんなが集まることでより面白い活動ができて、いろんな方に楽しんでもらえるようになる」という思い通りのいまになっている。当初の目標を達成し、すとぷりはここからさらなる高みを目指して続きそうだ。

■小町 碧音
1991年生まれ。歌い手、邦楽ロックを得意とする音楽メインのフリーライター。高校生の頃から気になったアーティストのライブにはよく足を運んでます。『Real Sound』『BASS ON TOP』『UtaTen』などに寄稿。
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