“プデュ”新シリーズ『PRODUCE X 101』、いよいよ最終回へ デビューをつかむ練習生は?

 最後に、もし自分の“推し”が脱落したとしても、だからといってそのメンバーがダメなわけではないということを念押ししたい。『PRODUCE X 101』はあくまで国民プロデューサーが選んだ練習生たちをアイドルにし、彼らでグループを結成するという番組。だけれども、アイドルを応援する人の数だけ、アイドルを選ぶ基準があり、アイドルのどんなところに魅力を感じるかは、その人次第。ダンスがうまいから、性格がよさそうだから、声が好きだから、ルックスが好みだから、推す理由は千差万別。だから国民プロデューサーの選択と自分の選択が違って、“推し”が選ばれなくても、がっかりしないで、これからも続く彼らの活動をどうか自信を持って応援していってほしい。

 11話で国民プロデューサー代表のイ・ドンウクが脱落した練習生に向けたコメントを最後に記したい。「これまで君たちは1つの目標だけを追って走ってきたから、ここを出たら空しく感じるかもしれないけど、世界はもっと広い。今のこの時間、この番組は、みなさんの人生のうちの0.0001%にも満たない時間です。ここを出たらもっと素敵で大きな世界があることを忘れず、これからも夢を追いかけてください」。

■尹秀姫
東京都出身。フリーランスの編集・ライター。K-POPを中心に様々な媒体でインタビュー・コラムを執筆。『韓国語ジャーナルhana』のミュージックページ担当。WANNA ONEの解散であれだけ号泣したのに、今はIZ*ONEが気になっている懲りない性分。

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