祭nine.が明かす、“祭っ子”への感謝と想い「家族以上な部分もある、熱い仲間」

祭nine.が明かす、“祭っ子”への想い

“ステージは僕らにとっての戦いの場”

ーーリリイベでの盛り上がりを見ていると、曲に込められたメッセージもきちんと伝わっているんじゃないかなと思います。2曲目の「豪快エレヴェイション」については頼我さん、(横山)統威さんに聞いていきます。第一印象ですが、歌い出しが頼我さんじゃない曲って、けっこう珍しいですよね。

頼我&横山統威(以下、統威):(ハモって)そうですね。

統威:ちょっとここは僕にしゃべらせて! この曲は“祭nine.らしさ”の型にはまらない良さがあると思うんです。かっこいい曲なんで、イケボ担当の統威&タカ(清水天規)が歌い出しを務めました!

寺坂頼我

清水天規(以下、天規):(無言でドヤる)

頼我:Aメロ・Bメロで、歌ではなくセリフパートがある面白い構成なので、そこも新鮮に聴いてもらえるんじゃないかなと思います。

ーーセリフだけでお客さんが「キャー!!!」ってなるのもすごいですよね。

頼我:毎回、すごく盛り上がっていただけるんです。でもこの曲、『焼肉プロレス』(TVO テレビ大阪)っていうドラマの主題歌なので、セリフもよく聴くとすべて焼肉にちなんでいて、それを読み解いていくと、ちょっとクスっとできるというか。「そんなにかっこつけて何言ってんの?」みたいな。歌詞やセリフに込められた意味を理解すると曲を何倍も楽しめると思います。

統威:タレの二度付けみたいな(笑)。

頼我:そして歌詞には焼肉要素が詰まってるんですが、振りにはプロレス要素が詰まってるんです。

横山統威

ーープロレス要素!?

統威:よく見ていただければわかると思うんですが、出だしからメンバー全員でリングを作っているんですよ。“ステージは僕らにとっての戦いの場”というコンセプトを、初披露の時から理解してた祭っ子もいて、「みんな鋭いな!」って。

頼我:ゴングが「カーン!」って鳴ってたり、リングロープに見立てた振りもあるんです。ドラマ自体もコメディ的な面白さがあるんですが、僕らにとってもニュージャンルな一曲です。歌詞全体でいうとめちゃめちゃ熱くて、〈立ち上がって 喰らいついて〉みたいなガツガツした言葉が入っていたり、肉々しい感じが伝わるんじゃないかと。塩&胡椒とか、スパイスがきいた感じというか……。

統威:たとえるねえ!

頼我:えぇ~やめてくださいよぉ~。

ーーこの二人のコンビ感、面白いですね。

統威:お互いの良さを認めていくスタイルなので。

頼我&統威:(山里亮太&蒼井優の結婚会見のエアー指輪ポーズを取る)

ーー(爆笑)。ドラマには頼我さんも出ると聞きましたが。

頼我:ドラマの後半に出るので、どんな役かについてはまだ内緒です。出番は短めですが、面白い感じのキャラだと思うので、乞うご期待ですね。

ーー祭nine.ってどちらかというとコミカルな切り口の楽曲が多いと思うんですが、この曲みたいに一見、笑いの要素がない曲をもらったときは、みなさんどういう反応なんですか?

頼我:僕はバンドものの音楽とかけっこう好きなので、個人的には「めちゃかっこいい曲来た!」って、すごくうれしかったです。ライブにも変化が出せますし、初めて聴く方にもこういう曲はウケがいいんじゃないかなとも思います。

統威:バンドっぽさはかなりあるよね。僕も初めて聴いたときに「かっこいい! 歌いたい!」って思いましたもん。

頼我:この曲でもお客さんに声を出していただくポイントがあるので、そういうところで熱くロックな感じに盛り上がっていただけるように、曲を育てていけたらと思います。

ーーでは、パターンC盤の「まっしぐらLife!」について、(高崎)寿希也さんにソロで答えてもらえればと。

高崎寿希也(以下、寿希也):まかせてください!

ーー“超”がつくほど爽やかな曲がきましたね。

寿希也:そうですね。「ゴールデンジパングソウル」や「豪快エレヴェイション」は熱さのある曲で、パターンD盤の「HADAKAN BOYS」はオモシロ系のネタ曲なんですが、この曲は爽やかでキラキラした感じがある、他の3曲とは違った曲調なので。ファンの方にも、長く好きでいてもらえる1曲になるんじゃないかなという予感がしてます。

高崎寿希也

ーーたとえばママ世代でもちっちゃい子たちでも聴けるような柔らかさがありますね。

寿希也:そうですね。幅広い世代の方に自然とサビを口ずさんでいただけるような、正統派な感じが魅力だと思います。

ーー振付はもう決まっているんですか?

寿希也:まだ全然決まってないんですよ(取材は6月初旬)。でも、祭っ子と一緒にできるような振りとかがあったらいいなあと。「みらい結び」(4thシングル『有超天シューター』パターンC盤収録)とはまた違った感じで、お客さんと一緒にみんなで歌って作り上げていくような曲があったらいいなと思っていたので。

ーー曲調は違うけど、聴いていて確かに「みらい結び」が浮かびます。

寿希也:きっと振りも激しめに踊るというよりは、メッセージを伝えるような感じのものになるんじゃないかなと。歌詞だけでなくダンスからも、楽曲に込められた思いを汲み取っていただけるとうれしいです。

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