DA PUMPが繰り出した次なる一手 「P.A.R.T.Y.~ユニバース・フェスティバル~」ダンスの特徴

 さらに古知屋氏は、近年のDA PUMPのグループとしての方向性についても語ってくれた。

「『U.S.A.』以降はダンスのおもしろさを伝えていくという方向にメンバー全員がまとまっていると思います。今回の曲は『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』の主題歌ということもあり、ファミリー層が見たり、聴いてくれるということを踏まえて、テクニカルな部分を押すのではなく、わかりやすさ、親しみやすさを重視しているのではないかと思います。あとは、コミカルな動きに合わせてパラパラをする時のような真顔になるパートがあったり、表情までを含めたベテランならではの魅せ方も面白いと思います。武道館ライブではその部分がファンに好評でした」

 また、現在の活動を示唆する歌詞にも注目だと古知屋氏は語る。

「そして歌詞にも注目です。まだ一部しか公開されていないのですが、DA PUMPの昨今の活躍ぶりを描いた内容になっているようです。〈Everybody/シャッフルしよう、世代/連鎖するスマイル/Let's Party エンジョイしなきゃもったいない/だって人生は1回〉というサビのフレーズは、〈シャッフルしよう世代〉という部分にトレンドの振りとレトロな振りを組み合わせてダンスで見せていく近年のDA PUMPを表現しているように感じました」

 最後に古知屋氏は、過去にテレビ出演の際に安室奈美恵やSMAPの振りを取り入れて「U.S.A.」を披露したことを振り返り、今回もそのようなお楽しみ要素が入るのではないかと予想した。今夜の『ミュージックステーション』では、どんな新作パフォーマンスを見せてくれるのだろうか。

(文=平沢花彩)

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる