『Tokyo 7th シスターズ』4周年記念イベントが映像化、伝説的な2日間を振り返る

ナナシス4周年記念イベントを振り返る

 人気スマートフォン向けアプリゲーム『Tokyo 7th シスターズ』が、2018年10月20日と21日に千葉・幕張メッセイベントホールで開催されたライブイベントの模様を完全収録した、映像作品『t7s 4th Anniversary Live -FES!! AND YOUR LIGHT- in Makuhari Messe』を7月3日にリリースした。キャラクターボイスを務める声優が、作中に登場するユニットに扮して歌を披露し、実際のフェスさながら延べ1万2000人が盛り上がった伝説的2日間が甦る。

人気声優が劇中ユニットで次々に登場

 両日ともトップバッターを務めたのは、主要キャラクター12人によるユニット777☆SISTERS。春日部ハル役の篠田みなみ、天堂寺ムスビ役の高田憂希らが横一列になり、拳を突き上げて登場したシーンは圧巻だ。ステージいっぱいに広がって歌い踊る様子は実に華やかで、フェスをテーマにしたイベントの幕開けに相応しかった。「MELODY IN THE POCKET」や「STAY☆GOLD」など、楽曲は爽やかさ溢れる王道アイドルソングといった雰囲気で、彼女たちの熱唱にファンは思い思いのカラーのペンライトを揺らして声援を送る。彼女たちの「支配人~」という呼びかけには、爆発するような大歓声が会場に轟いた。

 山崎エリイが演じる玉坂マコトと、田中美海が演じる折笠アユムによる妹系2人組ユニットのCi+LUSは、あどけさなさがあるワントーン高めのキュートなボイスと、ピュアで少女っぽい雰囲気まとったユニット。色違いでシッポの付いた衣裳に身を包み、可愛さ満点の振り付けを踊る二人に、観客は手拍子で応えた。「シトラスは片想い」や「アイコトバ」などを披露すると、前回の武道館で開催されたメモリアルライブでデビューしたばかりとは思えない堂々としたパフォーマンスに、観客からも大きな声援が上がった。

 3人組のLe☆S☆Caは、爽やか微炭酸系ユニット。アコースティックギターが印象的な「ひまわりのストーリー」を歌うと、イエローのライトが会場に広がる。初夏の日差しを思わせるようなまぶしさで、淡い恋の気持ちを爽やかに歌い上げた。また「久しぶりにあの曲を歌います」と告げ、しっとりとしたミディアムバラード「トワイライト」で切なさ溢れる歌声を聴かせた。

 耳をつんざくようなハウリングノイズが鳴り響く中に登場したのは、6月に単独ワンマンライブを成功させた、4ピースバンドのThe QUEEN of PURPLE。「ワンツースリーフォー」というカウントと共にヘビーなロックサウンドが繰り出されると、観客はかけ声をかけながらヘッドバンギングし、ステージには激しい炎が噴き上がる。ボーカルの越前ムラサキ役野村麻衣子の熱い歌声はもちろんのこと、広瀬ゆうきが演じるベースの瀬戸ファーブと山本彩乃が演じるギターの堺屋ユメノが背中合わせで演奏したり、三森マツリ役の巽悠衣子もドラマーとしてのステージングを見せつけたりと、楽器を携えたままの大迫力のステージングに会場が沸いた。

 そして、派手なサングラスをかけて登場し、ユニークなキャラクター性を発揮して沸かせたのは、昨年初頭に単独ライブを成功させた4U。長縄まりあが演じるドラムの佐伯ヒナが、ポップコーンを食べながら登場して、吉岡茉祐が演じるベースの鰐淵エモコが突っ込むという演出でも会場を盛り上げた(Day2ではドーナツを食べて出てくるといった細かい演出の変更も)。だが、演奏がはじまると雰囲気は一転し、九条ウメ役山下まみの力強いボーカルが牽引する3ピースバンドのスタイルで、The QUEEN of PURPLEとは一味違った、ポップで弾けたバンドサウンドを披露し、会場が一体となって盛り上がった。

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