DA PUMP、“U.S.A.ドリーム”後も止まらない勢い DPCに感謝伝えた16年ぶり武道館公演

DA PUMP、“U.S.A.ドリーム”後も止まらない勢い

 本編後半にはサポートプレイヤーのGakushiのリードで観客とテンション高くコール&レスポンスを楽しみ、そのまま2010年代のヒップホップ要素が強い「Do it!宙にジャンプ」(シングル『桜』収録曲)へと突入。ライブにおけるDA PUMPのテーマソング的なナンバー「We can't stop the music」(1999年)で、DPCと共に拳を高く突き上げて本編が終了した。

 お楽しみはまだまだ終わらない。アンコールで初披露されたのが、メンバーも出演する映画『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』(7月26日公開)の主題歌「P.A.R.T.Y. ~ユニバース・フェスティバル~」(8月7日リリース)だ。アメリカで昨年ごろから流行している“WOAH”(ウォー)の動きを多用した“バイーンダンス”がフックとなっている同曲。ゆるくてコミカルなサビと、7人の動きのキレやシンクロ感が光るパートのギャップは、実力派の彼らだからこそ見せられるサプライズといえる。

DA PUMP、新曲で「バイーン」

 ステージを明るく盛り上げ続けたメンバーは、エンディングで「(デビューから)ISSAくんが22年、僕らが11年。でも、無駄なことは一つもなかったと思います」(TOMO)、「7人の夢でもあった武道館を、みなさんのおかげで叶えることができました。この先も一緒に夢を叶えていきたい」(KENZO)などと感慨深げに語った。そしてリーダーのISSAが冒頭のメッセージを満員の武道館へ贈り、笑顔でステージを下りていったのも印象的だった。

 同タイトルでのライブを7月7日の大阪城ホールまで行うDA PUMP。彼らを応援するDPCへの恩返しといえるこの公演の“次なる一手”は、どのようなものになるのだろうか。

■古知屋ジュン
沖縄県出身。歌って踊るアーティストをリスペクトするライター/編集者。『ヘドバン』編集を経て、『月刊ローチケHMV』『エキサイトBit』などで音楽/舞台/アートなど幅広い分野について執筆中。

DA PUMP オフィシャルサイト

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