嵐、ベストアルバムで初週売上記録塗り替えなるか デビューシングルからの歩みを振り返る

“嵐旋風”はまだまだ続く?

 店頭の有線放送などで、ファンではない人が耳にしても「嵐の曲だ」と認識されるのは容易なことではない。それには圧倒的な露出量が必要なのはもちろん、まず嵐5人の揺るがない土台があり、個人としても、バラエティ番組から報道、ドラマ、映画と横断的な活動を着実に積み上げてきた賜物だろう。

 チャート記録も去ることながら、シングル56枚、アルバム16枚、ベストアルバム5枚、映像作品23枚と改めて作品数の多さに驚く。これだけの作品と共に、20年も走り続けてきたことを思えば、活動休止期間には少しゆっくりして欲しいという気持ちも湧いてくる。

 『5×20 All the BEST!! 1999-2019』は、2019年6月25日付のオリコンデイリーアルバムランキングで第1位、売上枚数は728,674枚を記録(参考:ORICON NEWS)。「オリコン上半期ランキング2019」で1位を獲得した乃木坂46『今が思い出になるまで』の初週売上44.7万枚を大きく上回る結果となっており、初週売上の記録にも期待がかかる。今年の24時間テレビのメインパーソナリティーを務めるほか、9月20日開幕の『ラグビーワールドカップ2019』(日本テレビ系)のテーマソングも嵐の「BRAVE」に決定と、“嵐旋風”はまだまだ続きそうだ。

■柚月裕実
Web編集者/ライター。企画、担当編集、取材・執筆してます。
日本の男性アイドルの頑張りを見ては涙する30代。
始まりはSMAP中居さん。 KAT-TUN、NEWS中心の事務所担。年中HDDの整理と原稿書きに追われています。

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