KinKi Kids 堂本光一、舞台に向き合う本気の姿勢 『Endless SHOCK』大阪公演開催を機に考察

 そんな“裏方気質”な部分のある光一だが、舞台に立てば主演らしい華やかな輝きを放つ。ふぉ~ゆ~の松崎祐介も「『Endless SHOCK』の(堂本)光一くんのような立ち姿というか。かっこいいじゃないですか、どこを見ても。それを超えます。堂本光一を超えます」と“光一越え”を目標にするほど(参考:マイナビニュース)。主演と演出、どちらも全力でーーそこには並々ならぬ努力があることは容易に想像がつく。『おはよう日本』(NHK総合)で光一は「生きる上で何にも代えられない幸福がエンターテインメントにはある」とも語っていた。彼にとって舞台はまさに“ライフワーク”なのだろう。「Show must go on」。40歳を迎えてもなお、光一の舞台、そして新たなる挑戦は続くのだ。

 ラジオやバラエティでは堂本剛と長年の夫婦のようなリラックスした掛け合いを見せる一方、舞台に向き合う時は常に全力、そして本気。そんなギャップもまた観ている側の心をくすぐる。『Endless SHOCK』は来年、初演から20周年を迎える。“常に挑戦者でいたい”という光一のこと、まずは大阪公演を楽しみに待ちたい。

(文=竹上尋子)

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる