ONE N’ ONLY、7人のさらなる飛躍を予感させるステージ ツアー最終公演を観て

ONE N’ ONLY、ツアー最終公演レポ

 アンコールに用意されたのは、ムーンバートンの「What About This?」、レゲトンのリズムが心地良い新曲「Category」、EDMやフューチャーハウスを取り入れたハイブリッドなサウンドで勝負する「I'M SWAG」、NAOYAが「ONE N’ ONLYの新しい一面を見せた」と語るミディアムテンポのバラード「Bla Bla Bla」など計5曲。人気曲、代表曲を惜しげもなく披露して客席との一体感を高めていく様子は、間違いなく本公演のハイライトだろう。

 中でもインパクトがあったのは2ndシングル曲「Dark Knight」である。オリコンウィークリーチャートとBillboard JAPAN総合ソングチャート “JAPAN HOT 100”で1位を獲得したこの曲におけるボーカルとダンスは、旬のアイドルが放つ魅力にあふれ、かつ力強い。

 終演後の囲み取材にはメンバー全員が参加。疲れた表情を見せることなく、「反省点もいくつか出てきたので、次に生かしたいですね」(REI)、「今までやってきたことはしっかり出せたとは思うんですけれども、もっと上に行くためにさらに努力していきたいと思います」(HAYATO)と冷静に語る姿からは、現状に満足することなく常に自分を磨いていきたいという真摯な思いが十分すぎるほど伝わってくる。

 ONE N’ ONLYを軸にEBiSSH、さとり少年団と多彩な魅力をアピールする彼ら。それぞれの個性を大切にしながら前進していくメンバーたちは、まさに“ワンエンオンリー”そのものだ。これからも7人の活躍ぶりをしっかりと見守っていきたい、そう強く思わせる公演であった。

TETTA
EIKU
TETTA
REI
KENSHIN
KOHKI
HAYATO
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TETTA
EIKU
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REI
KENSHIN
KOHKI
HAYATO
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 ライブの最後にはZeppツアーの開催が発表された。2019年11月に大阪(3日)、名古屋(4日)、東京(24日)の3会場で行われるとのことで、ひと回り、ふた回り大きくなった彼らに会えることだろう。ONE N’ ONLYは周囲の予想を超えるほどはやく成長しているのだ。

■まつもとたくお
音楽ライター。ニックネームはK-POP番長。『ミュージック・マガジン』や『ジャズ批評』など専門誌を中心に寄稿。ムック『GIRLS K-POP』(シンコー・ミュージック)を監修。K-POP関連の著書・共著もいくつか。LOVE FM『Kore“an”Night』にレギュラーで出演中。

■リリース情報
『Dark Knight』
発売:2019年5月8日(水)
価格:¥926(税抜)
TYPE-A
1 Dark Knight
2 POP! POP!
TYPE-B
1 Dark Knight
2 Black Hole
TYPE-C
1 Dark Knight
2 Bla Bla Bla

オフィシャルサイト

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