亀梨和也、ソロ活動を通じて掴んだ“新しい自分” 歌番組ソロ出演時の本音語ったラジオを聞いて

 さらに、プロデューサーに転身した滝沢秀明が演出を担当した『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)では、ジャニーズファミリーとして一回り大きくなった亀梨もチラ見え。雨が振る中でジャニーズJr.たちをバックにつけて歌った亀梨。「自分がJr.だったころに、先輩たち、KinKi Kidsであり、V6さんであり、タッキー&翼であり、嵐であり……が、バックにつけてくれたりとか。なんか、ああいう亀梨和也の仕事の中で感じてもらえることがあったら、それはそれで素敵なことだなと思って」と、Jr.たちに向けた想いを語り始める。

 「最初、雨が降ってるところでバーンっていう案もあったんだけど、俺的にせっかく出るなら、やっぱ彼らのビジュアルという部分もしっかり出してあげたいなっと思って……Jr.のころとかにMステのあの席とかに座れんの、めちゃくちゃ嬉しかったんですよ。せっかくだから、一人だし、なんか出れる隙間もあるって話だったから、じゃあ“YOUたちも座っちゃいなよ”つって、一緒にね。なんか、ちょっと、ジャニーズ孝行じゃないですけど、“お兄さん“できたかなって思います(笑)」。

 KAT-TUNを背負い続けてきた亀梨の人間味あふれる言葉たちに、尽きないピュアな成長意欲を感じられる放送だった。新たな一歩を踏み出すと、自分でも驚くような自分に出会えることもある。今回のソロプロジェクトは、亀梨にとっても、そして長年彼を見守ってきたファンにとっても、新たな一面を見ることができたのではないだろうか。そして、また亀梨にはKAT-TUNというホームがある。ソロで受けた新たな刺激と貴重な経験を還元し、進化する夏のKAT-TUNライブが楽しみだ。

(文=佐藤結衣)

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる