BIGBANG、観客を魅了する本格パフォーマンス 5人でK-POPシーンに残した功績を振り返る

 ファンの間では“5人でBIGBANG”という声も多く見られる。メンバー4人が入隊中のためそれぞれが今回の出来事をどう受け止めているのかは分からないが、今後のグループ活動については現時点では白紙のようだ。では、“5人のBIGBANG”が残してきた数々の音楽や映像はこれまでどおり楽しむことはできるのだろうか。西門氏は最後に以下のように語った。

「これまでの例を踏まえると、韓国では“音楽に罪はない”“音源や作品とそのグループ、人は別物”という考えが一般的かもしれません。現時点では既存の音盤や音源の発売や配信中止などといった対応は起きないのではないかと思います。彼らの楽曲は今回の事件とは関係なく、良い音楽、作品として今後も受け継がれていくのではないでしょうか」

 BIGBANGは音楽のみならず、ファッションにおいても多大な影響を与え、かつての第2次韓流ブームを牽引し、今なおその人気は続いている。日本でのライブ集客力が高く、WINNER、iKON、BLACKPINKと続くYGエンターテインメント所属アイドルの先駆者でもある。同事務所から新人グループ・TREASURE 13のデビューも控える中でのV.Iの契約終了、そして今回の「バーニング・サン事件」はK-POPシーン全体を大きく揺るがす事態となっている。2006年の結成以来様々な危機を乗り越えてきたグループだけに、V.Iの出した結論は非常に重みのあるものだ。

(文=村上夏菜)

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる