Snow Manは今までの自分たちを超えていくーー稽古の緊張感伝わった密着ドキュメンタリー第3回

佐久間大介の熱量

 今回の放送の中でも、特に高い集中力と熱量を発揮していたのが佐久間大介だ。

 稽古中に、一人のJr.が芝居に集中しきれていないことを指摘されていた。そんなJr.のメンバーに佐久間が発声のアドバイスに加えて、「観せられるものを自分で作れるようにならなきゃけないのは自分の責任だから」と、演者としての心構えも挟みながら指導していた。

 アニメや漫画好きで知られる佐久間。漫画について語っているときの柔らかい笑顔とは別人のようだ。「ステージに出たら100以上のものを観せないと感情を動かすことはできない」黒く大きな瞳で、熱く語る姿に惚れ惚れした。そんな志が大入り満員につながるのだろう。

 個人の能力とチームワークの両方が求められる舞台。先日のイチローの引退会見で、野球の魅力は「団体競技であって個人競技なところ」と語っていたが、その言葉と彼らの姿が重なった。エンターテインメントの裏側は、想像以上に過酷だ。

 次回、3月29日の放送で最終回となる。2月3日京都四條・南座で舞台初日を迎えたSnow Man。本当は何も起きて欲しくないのだが、もう一波乱あったようだ。

■柚月裕実
Web編集者/ライター。企画、担当編集、取材・執筆してます。
日本の男性アイドルの頑張りを見ては涙する30代。
始まりはSMAP中居さん。 KAT-TUN、NEWS中心の事務所担。年中HDDの整理と原稿書きに追われています。

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