稲垣吾郎&香取慎吾の歴史はすべてつながっている 『オールフリー』新CMを見て

新しい地図「#SINGING」

 一方、加山は、香取と同じく日ごろから『オールフリー』を愛飲しているそう。「『オールフリー』に出会ったとき、“ああ、よくぞこんな美味しいものを作ってくれたな”と思ってね。僕だいぶ前にアルコールやめたんです。健康のためにね。でも、美味しそうにみんな飲んでるの見ると“ちょっとな”って、思ったりするときがあった。そこにノンアルコールで出たというのが、もう鬼に金棒! 最高の出会いでしたよ」とニッコリ。メイキング映像では、稲垣・香取と共に「この3ショット珍しいべ(笑)」とリラックスした様子で記念撮影をする姿も。“若大将”の愛称で一世を風靡した存在でありながら、驚くほど気さく。そして、元気の秘訣を「感謝の心。自分一人で生きてるわけじゃないんだよ、みんなに助けられて今があるんだって。ありがとうございますって気持ちになると、滅入るよりも明るくなる。明るくなれば必ず健康の方向に行くと思うんだ」と話すスタンスは、いつだって周囲への感謝を忘れない稲垣・香取とリンクしているようにも思う。

 それぞれの人生観、役柄を超えた生き様が、このCMからは透けてみえてくる。そんなキャスティングで贈られるCMだからこそ見終えた後に、まるでビールを飲んだかのような爽快感が味わえるのだろう。健康やそのあとの予定を気遣って「飲みたいけど……(飲めない)」とちょっぴり残念なときも、フリーな気分に変えてくれる『オールフリー』は、いつも100点とはいかない毎日にもちゃんと感謝して生きるきっかけにもなる。加山の言うように、そこから元気が生まれてくるのだろう。

 「“生きてるっ!”というセリフも、以前は生存確認みたいなところがあって。今の“生きてるっ!”は、生きてるぜという感覚というか。1年でホント変わったよね」とは、香取の感想。たしかに、1年前と見比べてみても彼らの表情は、さらに生き生きとしたものに変わってきているのを感じる。それは、彼らが必死にもがいて掴んだ手応えの結果でもあるし、そこに周囲への感謝の気持ちを忘れなかったことから得られた元気に違いない。

 そして、稲垣が「僕たちと『オールフリー』についてきてくれる仲間を、もっと増やしたい」と話していた通り、2月16日からは草なぎ剛を含めて、初のファンミーティング『NAKAMA to MEETING_vol.1』もスタートした。さらに、3月15日からは『サントリー オールフリー presents BOUM ! BOUM ! BOUM ! 香取慎吾NIPPON初個展』も始まる。よりフリーに、より元気に。『オールフリー』と共に広がり続ける新しい地図に、乾杯だ。

(文=佐藤結衣)

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる