V6 三宅健は“かわいい”を引き出す天才? マツコ・デラックスとのキスの真相を聞いて

 「いいよね、人が恥ずかしそうにしてるの。かわいいと思わない?」。マツコ・デラックスが照れているところも嬉しそうに見つめていた三宅。続けて「ざまーみろ、村上! 村上には引き出せないマツコを引き出してやったぜ! へっへー(笑)」と、マツコ・デラックスと『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)で、長年MCを共にする関ジャニ∞の村上信五に勝利宣言をしてみせる。

 以前、『月曜から夜ふかし』にゲスト出演した際も、村上に「お前わかってない。怒っているマツコさんしか、この番組観たことないって。もっと可愛いマツコちゃんを、この番組でも観たいんだ。だから、それができないんだったら、俺と代われ!」と言って、今回のように奥ゆかしいマツコ・デラックスを引き出すプランを考えていたという三宅。だが、収録時には全然違う話ばかりしてしまって、そのプランが実行できず、家に帰ってからお風呂で反省した、とも。またいつかゲスト出演して、マツコ・デラックスを巡る村上vs三宅の三角関係の行方も追ってほしい。

 “羞恥心”という名の“かわいさ”を引き出すドSな三宅。そんな彼を育てたのは、他でもないキスをも受け入れる寛容なV6メンバーたちではないか。2月11日放送の『三宅健のラヂオ』では、冒頭からV6の平和な風景が目に浮かぶエピソードが語られた。最近、井ノ原快彦がハマっているという替え歌(ダブルネームのネタでEXILEの「Lovers Again」のサビ部分)を口ずさむ。記憶力がいいはずの井ノ原が「若乃花」と歌う部分を「貴乃花」と歌ってしまうミスをしたことがおかしかったと、笑いながら明かす。

 さらに、岡田准一が「今更それ?」と呆れ顔で近づいてきたかと思えば、ふたり揃って「貴乃花〜」と歌っていたというから、微笑ましい。最終的に「井ノ原くんがAメロからBメロまで歌って、サビ泥棒するのが岡田なわけ」と、おいしいところを譲る井ノ原。遠慮なくかっさらう岡田。そして、ふたりをニヤニヤと見つめている三宅。そんな飾らない関係性の中で、のびのびと育ったからこそ、一歩踏み込んだ距離感ならではの気を許した表情を「かわいい」と愛でられるのだろう。V6が持つ「かわいい」の波及効果。三宅がバラエティ番組にゲスト出演する度に、様々な人の「かわいい」が引き出されていくのを、これからも楽しみにしている。

(文=佐藤結衣)

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